5月23日で上場廃止になることが決定したアスキーソリューションズ。
上場後の高値200万から株価は一度も上向くことなく、たった2年で紙切れ同然に。
本来企業の成長の助けになるべき投資家の資金が犠牲になった。
率直に言えばこの銘柄は上場詐欺だと思う。
上場後2年足らずの間に2度も有価証券報告書の訂正をし、
不正な取引は上場前から行われていたそうだ。
こういった会社を上場させた主幹事証券(新光証券)や、
監査法人(上場時トーマツ)の責任は重いと思う。
また上場時に多数の株を売り抜けた社長などの責任は問えないのだろうか?
アスキーとまではいかないが、上場後すぐに業績の下方修正をするような企業もにたようなもんだ。
上場前期が業績拡大の極大期になる企業が多すぎる。
公募価格をつりあげるために、経費を圧縮したり様々なことをして業績をよくみせようとするが、
上場したら翌期にはその反動が出て成長鈍化。もしくは下方修正。
こういったことが重なり日本のIPO市場は壊滅してしまった。
ちなみに現在のアスキーの監査法人はプライムだが、
プライムの顧客には子会社で巨額詐欺事件の起こったLTTバイオも・・・