小説(仮) -2ページ目

小説(仮)

きまぐれに書いてます。

窓から見える空は曇っていた。
二月の空はどんよりしていた。

雪でも降れば、少しは違う世界になるのに。

ロマンチストな思いではなく、少しでも変化を求めた苦い願いだった。
しかし、雲は雪ではなく、冷たい風を運んできた。
痛い。
風が当たる手や耳が痛い。
それ以上に、なにもない心に通る風が痛かった。

僕はどんよりした雲をしばらく見つめ、また作業に戻った。