※ある程度ネタバレ含みます
※多分何か間違えたり勘違いしてるので指摘してくだはい

長年、ゲハの蕪コテとしてルーンファクトリーシリーズの普及に努めてきた(自称)カブーさんが
満を持してお届けする「ルーンファクトリー4」の超絶レビューとなります。
(※以下、ルーンファクトリーはルンファクと省略します。
ルンファ?ルンファフォーって言うんですか?言いにくくないの?ねぇ?)

正直、「ルンファク4」は「ルンファク3」を超えることができるのか?と物凄く不安でした。
それはルンファク3の出来が、自分のゲーム暦○○年の中でもトップクラスの素晴らしさだったからです。

ここ10年ぐらい停滞していたJRPGというジャンルは
「ゼノブレイド」と「ルンファク3」によって新しい世界を迎えることができました。

そしてそれはまた一つの終着点であるとも思いました。
そう思えるほどの出来であったのです。
ルンファク3のジャンルは「ファンタジー生活ゲーム」ですが、
これほどロールプレイングなゲームは他にほとんどありません。
(※自称JRPG は業火に焼かれるべき)
(※JRPGという言葉についての議論は特にここではしません)

ルンファクシリーズ初の3DSということで、使いこなせているのかなぁ?と、
それほど高い期待は正直していませんでした。
ルンファク3と同レベルだったらいいなぁという程度でした。

ところがどっこい、ルンファク4は終着点突き破って宇宙に飛んでいっちゃった。
そんなレベルの出来だった。
びっくりした。びっくりしたよ。
もうね、ここに何書いたらいいかわからないぐらい。

真面目に1から書いていくとボクの脳が終着点突き破って崖下に転落しそうなので、
前作(ルンファク3)との比較を主にしていきたいと思います。

その1:畑

前作では「土質」の概念が導入され、何も考えないで育てると作物が育ちにくくなったりして、
戦略性が求められるようになりました。
が、今作ではなんと、成長速度・品質・数量・大きさ・災害耐性など、
かなり細かくパラメータが設定されるように
なり、
ある程度様子を見てやらないと、作物が全然育たなかったり、台風で作物が飛ばされたり
するようになりました。
逆にきちんと管理をすれば、いつもより多く収穫できたり、巨大な作物を収穫できたり、
色々なメリットがでてくるようになりました。
そして今作最大の特徴は、「季節が合ってない作物でも、成長速度が遅くなるだけで、
別に即座に枯れたりしない」
ということが挙げられます。
今までのシリーズでは自宅の畑は季節にあった種しか蒔けなかったのですが、
それほど気にしないで蒔くことができるようになりました。
もちろん、1年中同じ季節の畑も街の外にあり、早く育てたい場合は、
そちらの畑を使うこともできます。(但し、モンスターによる「お手伝い」は受けられない)
つまり年がら年中畑につきっきり!畑をあなた好みにできるようになりました!
但し、台風対策は万全にしないと…ネコソギトルネード状態になりますよ?

その2:アイテム

このゲーム、基本的に一つ一つのアイテムには個々のレベルがあるのですが、
原材料や収集品などは、違うレベルのものでもまとめて1枠で持てるようになりました。
どういうことかというと、今までのシリーズでは違うレベルのアイテムの扱いについては、
1枠にまとめられなかったり、まとめるとレベルが均等化されたりしましたが、
今作ではレベルが違っていても、まとめてアイテム欄1枠に収めることができます。
また、アイテム枠が増えたことにより、牧場物語シリーズからの伝統、
「アイテム欄少ない」「倉庫も足りない」という不満もほぼ解消され
ました。
安心して倉庫や冷蔵庫にアイテムを詰め込んでください。

その3:依頼箱・オーダー


前作は掲示板やポストなどの依頼を通じて、好感度の上がった住民とのイベントを楽しむ
感じでしたが、本作では依頼箱の重要度が割りと高い感じになっています。
「チュートリアル」レベルから「制作者からの挑戦」レベルまで多岐にわたる内容になっており、
依頼をこなしていくことで、自然にゲームが理解、あるいはゲームに没頭できるようになっています。
また、初登場のオーダーシステムでは、主人公が王子(または姫)となり、
依頼とは逆に、命令を下すことができるようになりました。
この命令をするためには「王子(姫)ポイント」が必要になるのですが、
「祭りの開催」、「新店オープン」、「新しいリュックの開発(アイテム欄数増加)」、
「倉庫の拡張」「自室拡張」「農場拡張」、挙句の果てには「モーニングコールの指定」、
「BGMの変更(既存のルーンファクトリーシリーズから選択)」なんてこともできるようになります。
「王子(姫)ポイント」の入手方法は、「依頼の達成」、「作物の出荷」などを行う必要があり、
つまりは「依頼をこなす」→「新しい種が買える様に」→「さらにオーダーもできるように」、と
連鎖的に成長していくことができるわけです。
このように、「次はあれをやろう」というモチベーションの維持に関するシステムが、
秀逸極まりないわけであります。


その4:住民

前作より、住民のAIが大幅に強化され、まるで本当に生活しているかのような感覚を
味わうことができるようになりました。例えば雨が降れば走って家に帰り、
イベントがあれば集まってキャラクター同士で会話をしていたり。
今作でもそれを踏襲し、さらにパワーアップしています。
普段の会話ですら会話内容が凄まじく種類豊富で、毎日話しかけるだけでも全く飽きさせません。
また、ランダムで発生するサブイベントでキャラクターをより深く描写することに成功しています。
ファンタジー「生活」ゲームというには会話が少ないなぁと言い続けてきましたが、
本当の意味でファンタジー生活ゲームになったなぁと思いました。
今作では主人公が男女から選べるようになっており、
いつものとおり、結婚したり子供こさえたりできるわけですが、
恋人とのいちゃいちゃが大幅にパワーアップしています。

「自室に呼び寄せてぎゅっとハグ
「食堂でお口開けて、はい、あ~ん


あまーい!!
やりたいほうだいです!しかも二股三股もできます!!でもCERO Aです!
婚活戦士のぼくはちょっと泣けてきました!!

ちなみにリンファさんとエルミナータさんと結婚できないバグがあるんですが(ry

その5:アクション

今作では住民も盾から靴までフル装備させられるようになり、
主人公含め3人までのパーティを組めるようになりました。
もちろんモンスターを勧誘して仲間にして戦わせてもかまいません。
今作では「装備をととのえる」ということが非常に重要になっています。
むしろ、ダンジョン前に書いてある推奨レベルは無意味
レベルを上げるよりも、鍛冶をこなして強い装備を整えましょう。
装備が整わないと、かなり苦戦というか、無理ゲーです。
ゲーム終盤になると、装備が整っていても2、3発で死亡という、
世界樹の迷宮も真っ青の難易度になります。
もし難しいと感じたら、家の地下で難易度設定ができますが…
敵の属性に合わせてアクセサリを変えたり、魔法を駆使したり、
あるいは手持ちの装備を鍛冶で強化することもできますので、
色々な戦術を駆使して戦うといいでしょう。
ファンタジーで3人パーティのアクションRPGといえば聖剣伝説シリーズを挙げる人が
多いと思いますが、単純にゲーム部分を比較するならばルンファク4は「聖剣を超えた」
言っても過言ではないと思います。

その6:ストーリー

ルーンファクトリーと言えばストーリーはまぁボチボチ・・・という評価が多かったのですが、
今作はストーリーも十分に作りこまれているため、安心してお買い求めいただけます。
これまでは四季のダンジョンをクリアしてラストダンジョンへ…という内容が基本でしたが、
今作ではそれ以外にもオバケ屋敷的なダンジョンや、なんと畑で育つ「畑ダンジョン」と
いうものまであって大充実!安心してお買い求めいただけます。
ネタバレになるからあまり細かくはかけませんが…
「メインヒロインと結婚できない」と嘆く紳士が沢山いた…とだけ言っておきましょう。

その7:まとめ

ぶっちゃけここまで読んでどんなゲームかわからなかった。
という方のために箇条書きでまとめてみます。

・ストーリーをクリアしたいのなら、基本はARPGです。装備を整えて戦いましょう。
・後は自由にしていい。畑をいじっても、ぼーっと釣りをしてても、女の子とハグハグしててもいい。

2行でおわった。
しかし、とてつもなく濃厚な2行なのです。

ここまでの完成度のゲームはなかなかお目にかかれないレベルですので、

「自称ゲーマーなら、
遊ばなければ破産レベルの大損」


とだけ言っておきましょう。
ミシュランに例えると「3つ星は、親を質にいれても買うべき品質のゲームです」となりましょう。
(※ほんとうにいれちゃだめだよ!)

なにとぞこの「本当に、超面白いゲーム」を是非「今」遊んでみてください。
中古の値下がりなんて待ってても無駄です。前作もまだ新品に近い値段ですからね!!









以下、些細な問題と改善案


そんな完璧に近い出来のルンファク4ですが、まだよくなると思っています。
ピックアップしてみました。

・装備入れ替えが若干面倒

下画面の「エスケープボタン」の上に「武器装備ボタン」と「農具装備ボタン」があれば
完璧だったと思うんですよね。
ボタンを押すと、8つぐらいスロットが表示されて、そこから選ぶとか。
せめて「メイン武器」と「杖」ぐらいはささっと切り替えたいです。

・一部立体視が変

それと、今作は初の3D(立体)対応だったのですが、
一部の画面でステータスや2Dキャラグラフィックが背景にのめりこむ場所がありました。
ここは調整していただきたかったです。

・極端な装備能力への依存

レベルアップによる攻撃力・防御力の増加をもっと増やしてもよかったと思います。
あるいは、ダメージ計算式の変更でもいいのですが。

・グラフィック

綺麗だが、感動はない。「パンツを脱いでない」。
もっとハートにガンガンくる尖がったデザインと演出に期待したいです。
(あ、ルーンプラーナの足元がキラキラする演出は良かったです!)
ないものねだりかもしれない。

・音楽

ちょっと使いまわしが多いと思いました(小学生並の感想)
音楽のクオリティは高いと思いますが、もっとパンツ脱いでもいいと思います。
具体的には、前作の主題歌「HAPPINESS」が超良曲であり、
超尖がっており、あのぐらいのレベルのソウルフル感をBGMの方にも生かしていただきたいなと。
例えばルンファク2の「パレルモ神殿」、ルンファクFの「のどかな日常」などがパンツ脱ぎ
一心同体度高いですね。特に。また、ないものねだりかもしれない。

いいたいことをまとめると、

マーベラスAQLのゲームの主題歌は全部矢住夏菜さんでいいんじゃないですかね(迫真


・美少年の声は、美少年あるいは女性声優に

ルンファクの主人公は女の子よりかわいいので、
声変わりなんかしていないんです(><)


四竜が出揃ってしまったので、今後の展開が気になりますが、次回も楽しみにしています!
そんなところで!



『売れなくても、良いものを作り続けて継続して3本やれば、
3本目で恐らく15万前後まで持っていける』って言ってたどこかの偉い人がいましたが、
それはどうもルンファクのことだったようですね。ためになるわー!




追記

これ

>>『フロンティア』以降のサウンドトラックはリリースされないのでしょうか?

>>こちらもご要望があれば、検討したいと思います。

何年要望し続けてると思ってるんですかー!!
牧場物語って言うと、女性でも結構好きな人多いんですよね。
でも、牧場物語ファンなんです!って言ってる大体の人は、最近の作品で遊んでない。
自称MOTHERファンも大体MOTHER2しか遊んでない(レッテル張り)

牧場物語シリーズの生みの親は言えば、和田康宏氏なわけなんですけど、
ここ数年の牧場物語は、はっしーこと、はしもとよしふみ氏の独壇場と言っても過言ではありません。
和田康宏氏の最後の牧場作品は「わくわくアニマルマーチ」ですが、
その「わくわくアニマルマーチ」も、はしもと氏の「やすらぎの樹」がベースになっていますし、
はしもと氏は「風のバザール」、「ふたごの村」と非常にアグレッシブな内容の牧場物語を
リリースしています。
ちなみ に牧場物語に関わっていた他のプロデューサーには中野魅氏がいますが、
「キラキラ太陽と紫すてき&作物腐れ地獄たち」と
「シュガー村とみんなの『糞ロードと糞操作なんとかしてという』願い」
という
温厚なカブーさんもぶん投げるすてきな作品をリリースされています。
はしもと氏は他にも「ルーンファクトリーシリーズ」「朧村正」など、
極めて高品質な作品にたずさわっておられますが、
「まきばのおみせ」は死ぬまで許さない。絶対にだ。
そんなわけで、今の牧物といえば、はっしーの作品なのであります。

そんな牧場物語の最新作のレビューです。
1年目の冬下旬までしか遊んでないしネタバレ要注意。

牧場物語の三大要素といえば、
「作物育てる→農作物を出荷する」
「牛とか鶏育てる→副産物を出荷する」
「嫁に貢いで結婚する」
この3点ですが、今作はそれに加えて「マップエディット」が登場します。
一言で言うと、「畑や家などを好きなところに置ける」というものです。
今まで畑は決まったところにあり、条件を満たして拡張してステップアップする…というのが普通でしたが、
今作ではパネル化した畑や、動物小屋、資材置き場、柵、さらには街灯や像などのオブジェも
好きなところにおけるようになりました。もうやりたい放題です。

最初はマップエディットが出来ませんが、春の25日になるとできるようになります。
この25日までの期間はチュートリアル期間だと考えていいでしょう。
最初にまず、主人公は町に引っ越してきます。両親にプレゼントされた牧場で働くためです。
町って言いましたが、正直町というより限界集落です。
年寄り2人と、むっちり美人ママしかいません。もう美人ママと一緒に暮らさせてくれ。
そんな環境で最初に蕪の育て方や、動物の育て方などを学習することができます。
今作は要素要素が丁度いいタイミングで出てくるため、
序盤は鍛えられた農奴以外は退屈に思うことは少ないと思います。
畑に水を撒いてすることがなくなったら、野山に出て小枝や石を拾ったり、
虫を捕まえて出荷してもいいでしょう。
むしろ序盤は昆虫採集が職業であると言っても過言ではありません。
春の25日まで何をするかは自由ですが、お金は稼いでおいたほうが楽になるでしょう。

マップエディットができるようになったら、家の場所を変えたり、
畑を増設したりすることができるようになります。まさに「自由」の生活が始まるのです。
町の人たちの家も動かせるようになるため、家をビッチリ詰めてダサダサでしょぼい街にするか、
色々なオブジェを配置して可憐で美麗な街にするかも自由です。

自由ですが、きちんと目的があります。
「ウキウキ町づくり」という名の、町の復興計画が始まります。
この「ウキウキ町づくり」に書いてあるお願いを達成していくと、町がどんどん大きくなるという寸法です。
何をすればいいかわからない場合は、このお願いを順々にクリアしていくといいでしょう。

町が大きくなるにつれて、イベントもどんどん増えていきます。
「感謝祭」や「料理祭」など、年に一度のイベントが沢山ありますし、
季節ごとに「作物祭」や「動物祭」などのイベントもあります。
これらのイベントで優勝すると、出荷額が増えたりしますので、
作物や動物の品質を上げて挑戦するといいでしょう。


また、一つ大きな要素として「ガーデニングツアー」があります。
これは月に一度、自作の庭の品評会が行われるというものです。
ガーデニングツアー用の床を設置し、その上にオブジェを置いていきます。
オブジェを作るためには素材が必要ですし、オブジェの組み立て図(設計図)を手に入れるには、
様々な条件を達成したり、お店で購入する必要があります。
よってこのガーデニングツアーは、 農奴牧場生活の集大成とも言えるでしょう。
なお、このガーデニングツアー、適当にオブジェを配置すると
住民から非常に辛らつな意見をたたきつけられます。
っていうか、もう泣きそうになるぐらい酷いこと言われます。
色とか季節感とか色々重視して、ふつくしいガーデンを作るべし!!


牧場物語といえば「恋愛・結婚」も重要な要素といえましょう。
今作では全体的にキャラクターの等身が上がり、ユーザターゲット年齢が上がっている感じがします。
久々に牧場物語をプレイした人の中には
「うわー、牧物って知らない間にこんな風になってたんだ…」
と思う人もいると思います。

初代キラ太風バザふた村はじ大

おわかりいただけたであろうか。
牧場物語は一部を除いて、ほとんどの作品がまつやまいぐさ氏のキャラクターデザインです。
そして上記のデザインも全てまつやまいぐさ氏のものです。
おどろきですね。うわーい!
今作でも、お付き合いから結婚、出産までできるのでみっちり貢ぎましょう
昔はいきなりプロポーズしていましたが、最近のはっしー作品では恋人期間を重要にする傾向があるようです。


牧場物語といえば、「ほのぼの生活ゲーム」というジャンル名にあるとおりスローライフが売りですが、
スローライフといいつつ、今作では鬼のようなハードスケジュールを組むことが出来ます。
朝起きたら作物に水を与え肥料を撒き養蜂箱からハチミツを取り動物に餌と与え放牧しブラシで磨いておやつをあげて卵と牛乳を取り町の人々に貢ぎまくりレストランで昼食をとり野山で採取し魚を釣り仕掛けからも魚を取り女神様に貢ぎ炭鉱で宝石を取りニールアニマルり樹を切りオブジェを作成し町を区画整理
うわあああああやることいっぱい死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ無理無理無理無理


というようなことになりかねませんので、「やらないことを決める」ということも考えましょう。
農具のレベルを上げたり、ペットを飼うだけでも大分楽になりますので、
「分相応の作業量かどうか」を考えてプレイするといいと思います。

まだまだ書き切れない事が沢山ありますが、
この作品の良いところは「モチベーションの維持」が優れていることだと思います。
「あれを達成するためにはこれをどうにかしないと」「あれを作るには、あれを集めないと」などという要素が
非常に沢山あるため、プレイヤーが「続けて遊びたい」と思わせるようになっています。
具体的には、「マップエディット→オブジェ配置→オブジェの設計→オブジェの材料→材料入手のための条件達成」「衣服の入手→衣服の材料→材料入手のための条件達成」などというような「連鎖」です。
この「連鎖」のレベルデザインが優れているため、
やめられないとまらない…面白い!ということになるのだと思います。
あ、これってモンハンと同じじゃね?

モンスターハンターの話題というと、「あれを倒すための武器をそろえるための素材はこれを倒さないと手に入らなくて、そのこれを倒すための武器をそろえるための素材はどれを…」というような「連鎖」、
そして、「武器手に入ったけど効率的に倒すにはどうしたら」というような「クチコミ相談」要素。
まさに今作の牧場物語!!

というわけで、今回の牧場物語は、「革命的」な面白さだと思いますので、
とっとと買ってきてください。
あとはっしーはルンファクFと3のサントラをとっとと出してください。

あ、タイトルにもあるけど、まだクリアしてないです。
大体既存の牧場物語だと2年目の中頃にはクリアしてしまうものなんですけど、
1年目冬の時点で、既に2年目の中旬までクリアできないことが確定している。うわあああ!!

そんな感じで。
ファミ通ではゴールド殿堂ですが、どうせ春の10日ぐらいまでしかやってないんじゃないでしょうか。
「ぶっちゃけポケモン本編ってレベル上げめんどくさいよね。」
って思う人って結構いると思うのです。ぼくです。
スーパーポケモンスクランブルはそんな人にはうってつけのポケモンゲームだと言えましょう。

このゲームは簡単に言うと、おもちゃのポケモンが、技を使って敵をなぎ払うアクションゲームである。
基本的にストーリーを追ってクリアを目指すゲームではあるが、
まぁストーリーなんかどうでもいいよね。

ポケモンには「つよさ」というパラメータがあり、基本的にはそれが高いと強い。
「つよさ」が同じでも、攻撃力や防御力、移動速度が違ったりするが、
基本は「つよさ」であると覚えておこう。

各ワールドはいくつかのステージに別れており、
各ステージにはいくつかのエリアと、そのステージのボスエリア的な砦がそびえている。
別に最初に砦に行ってもいいと思うが、基本的に「つよさ」に差がありすぎると、全く歯が立たない。
よって、エリアを回って強いポケモンをゲットする必要があるというわけだ。

エリアに入ると、そのエリアはまたいくつかのフィールドに別れており、
最後のフィールドにはボスがいる。
自分の操作するポケモンは、AボタンとBボタンにそれぞれ「わざ」が割り当てられており、
出てくるポケモンを倒すと、たまに消滅せずにぶっ倒れて、それを仲間にすることが出来る。
仲間の「つよさ」は決まった範囲内でランダムである。

仲間のポケモンはホームグラウンドの街で解雇することができるが、
「つよさ」が低いからといってすぐに解雇するのは性急である。
もしそのポケモンの「わざ」が良いものの場合、とっておくといいだろう。
ポケモンにわざを覚えさせるにはランダムで「わざ」の入ってる「わざガチャ」から購入する方法と、
固定の「わざ」を売ってる「わざはんばいき」から購入する方法と、
「わざ」を持ってるポケモンを集めて、それらのポケモンから教えてもらう方法(「わざおしえ」)がある。
最後の方法についてはストーリーモード終盤にならないと出てこないが、
例えば、ラティオスに「じしん」を覚えさせたいなーと思ったら、
「じしん」を覚えているポケモンが6匹いれば、その6匹の尊い命を犠牲にして
ラティオスに「わざ」を覚えさせることが出来る。

序盤だけでも

・「つよさ」が大きいポケモンの選別
・強い「わざ」を持ってるポケモンの選別

というポケモンといえば選別だよね!というクレイジー野郎の期待を裏切らないわけですが、
ストーリーが進むと、さらに「とおりな(通り名)」というシステムが出てきます。
例えば「ゴージャス」という「とおりな」のついたポケモンは、
「わざガチャ」などを使うのに必要なP(要はお金)を沢山ゲットすることができ、
「しぜんちゆ」という「とおりな」の場合は、自動回復することができる。
などなど、この「とおりな」が凄く沢山あるのだ!
具体的には細かく分類して数えると70種類以上ある模様。

さらにだ。
たまーに、「ゴージャス+」などという通り名を身につけたポケモンが出てきたりする。
そう、+のついた通り名は効果がさらに強まるのだ!
もちろん通常の通り名より入手確率は低い。

さらに!さらにだ!
++もある。
これはさらに確率がかなり低い!!

というわけで

・通り名の選別

という要素により、選別マニアが発狂する事態になってしまったのだ!

それで、それでだ。
ストーリーをクリアすると、世界全体のポケモンのつよさが同じレベルになる。
これを「ワールドランク」といい、Pを集めて「ワールドランク」を上げると、
世界全体のポケモンの「つよさ」が上昇する。

なお、伝説系のポケモンはストーリークリア後の各エリアのラストにたまに登場する。

パルキアのしぜんちゆ++でつよさ3500以上のが出るまでやめないもんねーっ☆

とか選別し放題である。(※上のようなパラメータのポケモンが実際に本当に出るかは知らない)
まさに選別ゲーマーのためのゲーム!
何年かかるかしらないけど頑張ってください。

まぁ、死ぬほど頑張って選別しなくても、
技をポコポコ出してポケモンをボコボコなぎ倒す感覚が実にたまらないものがあります。
むしろそれがこのゲームの肝って奴でしょう。

なので私はこのゲームを

「ポケモンが苦手な人向けのポケモン」


と評したいと思います。以上。
今日はうしみつモンゴロイド…じゃなくてうしみつモンストリオのレビューだよ。
嘘です、本当はうしみつモンストルオ リンゼと魔法のリズムらしいです。
ネタバレあるよ。

このゲームはサンタエンタテイメントという聞いたことのないメーカーのゲームで、
なんだか音ゲーらしいです。
むしろ「NATSUME」の方が知ってる。
NATSUMEといえば海外でルンファクとか牧場物語とかアフリカとか売ってるところですよ。
もちろんリンゼちゃんが可愛いという理由だけで購入しました。

ぶっちゃけ音ゲー部分には期待してないです。

そんなわけでストーリーをざっくりと。
くしゃみして幽体離脱したリンゼちゃんが、
元の体に戻るために人間共の「ヒメイ」を集めるというもの。
1話ずつストーリーがあって、その最後にホラーダンスを踊ったり、
たまにミニゲームを遊んだりして、最終的にハッピーエンド、そんな感じ。

リンゼちゃんは着せ替えができて、「ヒメイ」で服を買ったり、
クリアしていくとヘアやアクセサリ、メイクの種類が増えていく。
占いをしてとカードを収集できたり、
「ヒメイ」を払ってガチャガチャをやってモンスターバッジを収集できたり、
クリアしたホラーダンスやミニゲームはまた遊べたりする。
ガチャガチャやってるとたまにファッションショーのチケットが当たって、
ショーで最高得点をゲットするとレアなモンスターバッジがもらえたりする。

クリアするとダンス検定で「むずかしい」「げきむず」で遊べるようになり、曲は全部で20曲。

って書いたけど要はあれですよ。

幼女向けにありがちな、雑多ゲーですよ。

ミニゲームは別に面白くないし、
絵本も別に面白くないし、
ガチャガチャ延々と回してもガチャガチャだけじゃモンスターバッジはコンプできないっぽいし、
占いとかどーでもいいし。

そんなことを根菜が言ってもしょうがないので、
本来このゲームは幼女がレビューを書くべきなんですよ。

まぁいいけど。

ではこのゲームの肝である音ゲー部分について。

最初に一ついいたいのはこのゲーム、
全般的に音楽のボリューム(音量)低いねん!
3DSはもっと音でるはずやろ!
音ゲーなのに音楽がよく聞こえないとかなんだそれは。

で、プレイ中のオブジェクトの種類は3つ。
タイミングよくタッチするだけのオブジェクト(下画面のどこをタッチしてもいい)、
タイミングよくタッチしたあと、道をなぞっていくオブジェクト(下画面には道が表示されない)
タイミングよく画面をタッチペンで弾くオブジェクト。
まぁ…押忍!闘え!応援団を死ぬほど簡単かつマイルドにしたほうな感じ?
あ、褒めてないよ?

タッチペンで弾くオブジェクトの認識率がかなり悪い。
数十回プレイして慣れた上でも80%ぐらいしか成功しない。
そもそもタッチするだけのオブジェクトも、
音楽どおりに叩いたらGREAT判定になるのか、疑わしい。
つんく♂にデバッグしてほしいぐらいだ。

途中で「まわせ」とか「連打」とかリズムと全く無関係な動作を強要されたり、
正直「楽しい」感じはしないなぁ。

そもそも音楽がクラシックばかりだ。歌は無い。
著作権的にクリアなものを使ってコスト削減したかったの?
てゅーか、英語でもいいから歌にしようよ?

コスト削減するのはいいけど、
音ゲーに必要なのはノリノリ感やねん!
ノリノリやなかったらただ単にオブジェクトの判定に合わせるだけのタイミングゲーやねん!

しかも「むずかしい」「げきむず」も、「ふつう」がA判定取れるなら、
どっちも2~3回で確実にA判定取れるようになるという超ヌルゲー。
なんのために用意した。
ゲームをスタートして、ストーリーをクリアして、
20曲をげきむずまでコンプするのにわずか4時間。

そんなわけで、ゲームとしては、
まぁ楽しめる。

でも

     平凡

そんな感じ。
リンゼちゃんかわいいし、
ミシェルはもふもふしたいし、
スパイクはもふもふしたいし、
かわいいんだけどね!!

というか、これゲームである必要あったのかな?

もしかして、ぬいぐるみとか作ってキャラクター商売だけすれば儲かったんじゃ…

リンゼちゃんもスパイクも女子ウケがいいと思うんだが…

気がついてはいけないことに気がついてしまったのかもしれない。
とりあえず3DS本体の売り上げを気にする前に、

「自分だったらこのゲームを買いたいか?」

という疑問に目を向けてはどうだろうか。

最初に「期待してない」って書いたけど、
期待してない通りの結果になるとね、せつないよね…

うしみつモンストルオ リンゼの魔法のリズム 公式サイト
※ちょっとネタバレあるよ

今日は新しくないけどワゴンから救出したら良ゲーだったのでレビュー。

誰かに、「時空の覇者 Sa・Ga 3 完結編」の話をする。
そして誰もが、「あれか…」と遙か遠くの時空の彼方を向いてしまう…
それがSa・Ga 3である。

名作Sa・Ga 2にあった成長システムはほぼ全部なかったことになり、
時空を旅するという設定以外は、役に立たないモンスターに変身するぐらいしか
Sa・Gaっぽさが残らず、割とフツーのRPGになってしまい、
プレイヤーの心までが完結編になってしまうほどのゲーム。
それがSa・Ga 3である。

そんなSa・Ga 3が19年ぶりにリメイクされたのが、
この「サガ3 時空の覇者 Shadow or Light」である。

とにかくこのゲームが「Sa・Ga 3」と何が違うのか?
と聞かれればこう答えよう。

「全部。」

レベルの概念はなくなり、パラメータ上げのリアルタイム成長制に復帰。
シナリオはフリーシナリオの追加で世界観が広がった。
さらに武器・魔法は熟練度の概念がつき、
新アイテム「タイムズギア」により戦闘中に「過去」「現在」「未来」の自分を呼び出し大連携攻撃、
さらには新しく「獣人」「サイボーグ」「ロボット」の種族が増え、
ついには見た人が皆、驚愕するような「○○エンディング」まで。

なにこの「ボクの考えた究極のSa・Ga 3」を実際に具現化したようなゲーム。

フィールドは街や洞窟などのシンボル間を移動するだけになったが、
平原や砂漠などのシンボルに入ると広いフィールドが広がるので、
元のSa・Ga 3より相当に広くなったといってもいい。

キャラクター同士の会話も実にウィットに富みまくりで楽しい。

ゲームバランスも絶妙で、なんでこれ売れなかったんだろう。
と思ったが、素晴らしいシステムでも知られなければ意味が無い。
「Sa・Ga 3がリメイクしたよー」ってだけで釣られる人間がそんなに多いわけが無い。
だからワゴン行きになってしまったのだろうが…

もしワゴンにあるのを見かけたら、即救出していい出来である。
是非遊んでもらいたい逸品である。

あえて言おう!これは「Sa・Ga 3」とは関係ない!「サガ3」であると!


↓以下攻略ネタバレ


一点だけ不満を言うと、「獣人」強すぎ。
というのも、「獣人」の体術の攻撃力は素早さに比例するので、
「体術で攻撃」→「素早さ上がる」→「攻撃力上がる」→「攻撃順序も早くなる」わけである。
しかも最もHPが高い。
他の武器系だと攻撃力が上がるだけなので、攻撃順序がずーっと後ろのまま。
他の種族にしていても、必ず途中で獣人にする必要がでてくるのである。
獣人とエスパーのパーティにしとけば鉄板。
エスパーも後で獣人にして、獣人はエスパーにして回復魔法を覚えさせれば超鉄板。
他種族でももうちょっとすばやさを上がりやすくして欲しかった。

それにしても広報仕事しろ。もったいない…