病室で、何度繰り返し言っただろう。
大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫 大丈夫・・・
眠れない夜を過ごした。

そして、5/3・・・。

11時。NICUに呼ばれ、向かうあたしの頭の中はパニック状態だった。大芽の周りには4~5人のスタッフが取り囲んでいた。ただならぬ雰囲気はすぐにわかった。そこには、ぐったりと・・・ただ人工呼吸器でつながっているだけの大芽の小さいからだが・・・

それから大芽を初めてこの腕に抱いた。生まれて初めて・・・
静かに、そして安らかに、天国へ向かえるように思いをこめた。
おねえちゃんになったkoyukiは、弟に初めて絵本を読んで聞かせてあげた。ピーターパンだった。
「大芽くんもうすぐ天使になるんよ、yuki。」
「うん。お花畑や、ハートラブラブがいっぱいある世界に行くんよね。大芽くんもハートドキドキになるんやろぉ?」
以前に<生き物は死んだらどうなるのか>話して聞かせたことがあった。5歳の彼女は、彼女なりに理解しているようだった。

14:57 大芽は天国へ逝った・・・あたしの腕の中で。 一生分のだっこと愛を、せいいっぱい受けとった彼は満足そうな穏やかな顔をしていた。

生まれてきてくれてありがとう。大芽くん・・・

ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。

ねぇ、大芽くん。
あなたはあたし達に何を伝えに来てくれたの?
どおして、このあたしと、父ちゃんを選んだの??
たった1週間で、もうあなたの役目は終わったの???
教えてよぉ・・・

・・・こうやって、あのつらすぎる出来事から1ヶ月が過ぎ、ようやく落ち着きを取り戻してきた。
(あの世って?)
(死んだらどおなるの?)
(大芽は今、どこにいるの?)
霊的心理を書いた本を読みあさった。大芽が、生まれた意味を無駄にしたくない。大芽を悲しませたくない。ちゃんと供養したい。その思い一心で。
明日は四十九日供養です。。。

クローバークローバー天使天使天使天使天使クローバークローバー