読みに来てくださってありがとうございます!




やってまいりました

実験のお時間ですよ〜!



今日の主役は…暑い季節に大活躍の寒天ちゃん。

つるっとあっさり食べられて、和菓子にはもちろん洋菓子でもいけちゃう優秀な子。




みなさんは寒天はかためが好きですか?それともやわらかめ?

そもそも水に対してどのくらいの量の寒天を使えば理想の食感になるのか…?




やってみましょう!比べてみましょう!



てなわけで、本日の実験テーマは

寒天の固さくらべでお送りいたします。





寒天にも棒やら糸やら色々なタイプがありますが、比較するのは粉寒天です。


今回はコチラのメーカーの粉寒天で比較していきます。↓


寒天もメーカーによって規定量が若干違いますので、あくまで今回の実験は参考までに。



ちなみにこの寒天は水300gに対して粉寒天2gが規定量です。



  さっそく実験スタート!



やり方は次の通り↓↓


・水150gに対して粉寒天の量


①0.5g(規定量の半分)

②1g(規定量)

③1.5g(規定量の1.5倍)

④2g(規定量の2倍)


この量でそれぞれ寒天を作り、比較する。


・水と寒天を混ぜて火にかけ、沸いてから2分煮溶かす。


・2時間以上冷やし、しっかりかためる。




この条件で統一して作り、固めたものがコチラです↓↓

まず見た目。

入れる粉寒天の量が少ない程透明度が高いです。

多くなる程白濁していきますね。




型から外してみます。


0.5gさん、とってもやわらかいので型から外す際に少しかけてしまいました。

でもギリギリ型どりはできるくらいです。




  ひとつずつ固さをみていこう!


①0.5g(規定量の半分)

【かたさ】

ふるふるとやわらかいです。かろうじて形は保っているけれど、スプーンでつつくと崩れます。角切りにするのには向かないです。


【食感】

口に入れるとスルーっとほどけて水になっていく感じ。なめらかでやわらかく、まるでプリンのよう。

カップでかためるタイプのプリンなどのデザートには向いていると思います。



②1g(規定量)

【かたさ】

しっかり形を保てますが、がっちりな固さではなく、やわらかさもあわせ持った感じ。


【食感】

寒天らしいしっかりした固さもありつつ、ぷるぷるとしたやわらかさもあります。水々しく、口溶けがいいです。


③1.5g(1.5倍)

【かたさ】

弾力があり、角切りにしても崩れにくいです。

あんみつやみつまめなど、シロップや具材と合わせてもしっかり形を保ってくれそうです。


【食感】

これぞ寒天!というようなコリっと感。食べ応えもあります。


④2g(2倍)

【かたさ】

ブリンッとしていてかなり弾力があります。スプーンを入れるとサクッと切れる感じ。角切りにしても崩れず、しっかり形を保てます。


【食感】

コリっと寒天らしい歯ごたえがあります。1.5gの時よりも若干かためかな…くらいなので、かためが好きな人はアリかも。ただ、外側のかたさが目立つので、舌に少し食感が残る感じ。





よし!せっかくなので追加検証!

水150gに対して…

①ゆるゆる代表0.25g(規定量の1/4)

②バリカタ代表3g(規定量の3倍)



条件は先程と全く一緒。

さすがに0.25gは正確に計れないので、粉寒天0.5gを水300gと合わせました。



できたのがコチラ!

これを角切りにしてみます。




①0.25g(規定量の1/4)

【かたさ】

かなりふるふるでやわらかいので、型から外したらちょっと崩れました。でもなんとか形は保っています。角切りにしたら崩れてひどい姿に。

かなり離水しています。


【食感】

口に入れたら水になりました。「食べる水」って表現がしっくりくるような。固めて形作るよりも、飲み物やトロミづけ向きだと思います。



②3g(3倍)

【固さ】

がっちり弾力があります。ちょっとやそっとじゃ崩れないので、角もピシッとキレイ。


【食感】

口に残る。口溶けが悪い。おいしくない。固まりで食べるのはあんまり好ましくないかな…。

デコレーションで、フルーツや具材を固定する役割ならかなりお役立ちかも。まぁ、それで使うにしてももっとやわらかめでいいなあ…。




最後に…もう一つ検証↓


  離水のしやすさについて

離水(寒天から水分が溶け出てくる現象)のしやすさも比べてみました。



型から出した状態で、寒天ちゃんたちを常温で1時間放置してみました。

ちょっとわかりにくいですが…


0.5gさんが上の写真と比べると、つるつる移動しているのがおわかりでしょうか?

自分からでた水分ですべってしまっております。


0.5gさん「決める…!トリプルアクセはい、じっとしててね。



寒天の量が少ないほど水分がでてきやすいですね。特に0.5gさんがひどく、規定量の1gさんでも少しだけ離水しています。



1.5gと2gさんに関してはほとんど離水はありませんでした。つよい!




  今日のまとめ!

もうあとは好みの問題ではありますがね、個人的には1.5g(規定量の1.5倍)が1番好きでした!




寒天らしい弾力とコリっと感があり、離水もしにくい!食感もいいしすごく使いやすいと思います。




以前、粉寒天でグミみたいに弾力の強いのできないかな?!と、水に対してかなりの量の粉寒天を入れてみたことがあるんです。正確な量は忘れましたが…



そしたらまーぁ…舌触りざらざら、寒天臭さたっぷりのひっどいもんができましてね、何事も程々がいいなと思いました。



規定量の2倍までなら、かためが好きな方は全然アリだと思います。ざらつきもないですし。

ただ、すこーし外側がかたくなって残る感じがしたので、これより増やすと舌触りが悪くなってくる可能性はありますね。

実際3倍量では口溶けの悪さが気になりました。




ちなみに寒天って一緒に入れる材料によっても固まりやすさ、透明度に差が出るので、それもまたできたら検証してみたいなーと思います!




微量な差でも仕上がりが変わる粉寒天。

作りたいお菓子によってもベストな固さは変わってきますよね。



自分好みの寒天作りのヒントになれば嬉しいです♪








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