甲状腺癌がん(「人間生物」学期末レポート)

(注:読みやすいように 直訳でなく 説明も加えて、かみくだいて書いてあります。オリジナルの英文も最後に添付してありますので、英語で医者と話さなきゃ〜、という場合に お使いください。)

 

5. 治療について➀

 

結節が 甲状腺がん、

もしくは がんの確率が高い、とわかったら

次の戦略を考えなきゃいけませんね〜。

 

以下、一般的な治療方法です。

 

 

葉(よう) 切除術 Lobectomy

(甲状腺の左側部分を左「葉」、

右側を右「葉」といいます)

 

前にも書きましたが

腫瘍(しゅよう:異常がある部分、結節ができているところ)が

「がん」でない、つまり、良性である(benign)、

と確定するには

残念ながら 手術して 取ってみて

それを調べるしか

方法は ありません。

 

だから、手術したら

「な〜んだ、大丈夫だったね」

ということも あります。

 

なんか、手術した分 

ソンしたような 気がするかもしれませんが、

それ以上の 治療を必要とする「がん」じゃなかった、

転移の心配もない、

だから、

今後の人生を 心配なく過ごしていける、

ということですので、

思いっきり 喜んでくださいね〜爆  笑

 

 

最近は 進行の遅い 

乳頭がん や 濾胞がんでは

「様子見」ということで

すぐには 手術をしないケースも増えてきました。

 

もちろん、

無駄な手術は 無いにこしたことはありません。

 

でもね〜、その判断は

かなりの経験がある医者に

任せてほしいです。

 

私の最初の医者は「様子見」と言いましたが

多分、それが、その人でなく

最終的に お世話になったお医者さんだったら、

最初から「手術」と言っていたと思います。

 

経験のある医者であれば

エコー検査だけで 

悪性の場合 かなり高い確率で

分かるようです。

 

ま、もちろん 私の場合は

前にも書いた様に

そのおかけで 母を看取れたから

結果オーライグッド! だったんですけどね。

 

 

で、手術ですが、

葉切除(ようせつじょ)術」というのは

甲状腺の「がん」の疑いがある方側の半分(葉:よう)を

切除する手術です。

左側であれば「左葉切除」

右側であれば「右葉切除」ですね。

 

また、「葉」全部ではなく、

一部だけの切除であれば「部分切除術」ともいいます。

 

それから、片方でなくて、

腫瘍が両方の葉に渡っている場合などで、

2/3以上を切除する場合は

亜全摘手術」といいます。

(亜は、何かに準じるもの、という意味。全摘手術に準じるので亜全摘手術)

 

 

手術では

首の下の方の部分を切って

甲状腺にアクセスするんですが、

上手な外科医であれば

術後にキズが目立たない様に

もともとある首のシワに沿って

切ってくれますおねがい

 

手術で取り出した「葉」は

病理検査のために

ラボに送られて、

 

検査の結果

➀腫瘍が良性か、悪性(つまり、「がん」)か、

➁「がん」であれば、どのタイプのがんか、

➂浸潤(しんじゅん invasive、きれいに囲まれていなくて

➃周りにジワジワと広がっている)がんか、

➄「がん」は、どのくらいの大きさか、

などが分かります。

 

 

その情報に基づいて

外科医や 内分泌科の先生が

次の治療方法を 考えてくれます。

(私の場合は「悪性」だっただけでなく

「浸潤がん」だったんで、

二人の診断は「再手術」でした...。)

 

 

葉(よう) 切除術 Lobectomyは、

全身麻酔で行われ、

アメリカでは 宿泊なしの

日帰り手術 (outpatient)です。

(日本では一週間ぐらい療養できるみたいですね。)

 

でも、正直、日帰りはキツイですよ〜。

 

小さいお子さんがいらっしゃる方など

家に帰ったらゆっくり休めない方、

病院で宿泊できなかったら

できればホテルにでも泊まって 

とにかく体を休ませてあげてください。

 

今が大事なときなんですから。

 

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さて、この章は とても長いので

いくつかに分けますね。

 

次回は 

第5章治療について➁

です。

 

 

音譜「甲状腺がん」が分かったら...

ひとりで考え込んでいないで、よかったらお話しませんか。よかったら、Skype でもお電話でもチャットでも、お好きな方法でお話しましょう〜!どうぞお気軽にメッセージをお送りください。私は「甲状腺がん患者の会」で、先輩方とお話ができて、とてもありがたく思いました。オンラインで「バーチャル甲状腺がん患者の会:日本語版」が持てたらな〜、なんて思います(^^)ドキドキ

 

5.Treatments 

Once it is determined that the tumors are cancerous or highly suspicious that they are, the decision need to be made about what to do next.  Following are some first line treatments.  

Lobectomy

As mentioned earlier, the only way to diagnose whether the nodes are benign is through surgery.  Removing half, or a “lobe”, of the affected thyroid is called lobectomy, or partial thyroidectomy.  In lobectomy, a surgeon makes an incision at the base of the neck, often directly on one of the neck lines in order to minimize the visibility of the scar.  After surgery, the removed lobe is sent for a pathology test. The test result gives details about the tumor, such as whether the tumor is cancerous, and if it is, the specific cancer type, invasiveness, size of tumor, etc.  This information helps the endocrinologist and the surgeon to make a decision for the next step in the treatment. Lobectomy is an outpatient surgery and it is done through general anesthesia.