ヨーダ | カブログ君の音楽と旅

カブログ君の音楽と旅

アイドルグループは日向坂・櫻坂・乃木坂46等、10代の若者中心に応援しています。
女優は長濱ねる・影山優佳・倉科カナ、アイドルは谷口愛梨・渡辺莉奈・大野愛実、男優は山下智久が推しメンです。

(5-5)ヨーダ


既に述べた高校時代、同じ女性に6回ナンパして振られた経験で、自分は女性に好かれるタイプでないと

認識していたが、その半年後例外があった。

高校時代、自分でも呆れるくらい勉強しなかったので、当然の如く予備校通いとなった。

待合室で列車が来るのを待っていた。

二人の女子高生が現れた。

その時不可解な行動をとった。

突然一人が後ろを振り向き、もう一人は僕を見ている。

そして怯えた声で言った。

「今付き合っている人はいるんですか?」

驚いた。

生まれて初めて具体的に目に見える形で女性から声が掛かった。

「いませんよ」と当然の如く言った。
「女性と付き合いたいと思いませんか?」と尋ねられた。

「ええ、まあ」と答えた。


「よかったね」と後ろを向いていた女性に言った。

「んっ」意味が分からなかった。

後ろを向いていた女性が僕のほうを振り返り、前歯が二本ほど欠けた口でにたっーと笑った。

先ほどから話をしていた女性が「この子です、後は二人でよろしく」と言って去ってしまった。

スターウォーズのヨーダのような顔をした女の子が後に残った。
騙された。

狡猾なやり方だった。

話をするのは、普通の女性、実際付き合う子はヨーダ、こんな悪魔のような企みを考え出す女性が恐ろ

しくなった。

すぐに逃げ出したい気持ちになったが、ここで逃げたら、この女子高生の心に生涯傷が残る。

今日だけは我慢をしようと思い、一緒に列車の席に着いた。


正面からヨーダの顔を見た。

どう表現したらよいのだろう。

可哀想なくらい酷かった。

ヨーダから話しかけてきた。

昨日見た歌番組を話しているようだった。

脈絡の無い支離滅裂の話は聞くに堪えなかった。

暫らくして、多度津駅で乗換えとなった。

高松行きの列車に乗り換える為、ヨーダの後を付いていった。

何か視線が気になったので、列車の窓を見た。

ヨーダの同級生が20人ほど窓から顔を出し、キャーキャーと言って僕たちを見ていた。 

ヨーダが彼女たちにVサインをしてにやにや笑っていた。

その光景があまりにショックだったので、視線を下に向けた。

恥ずかしく、情けなかった。

10分後、ヨーダと別れた。

目茶目茶嬉しかった。

次の日からヨーダに会わないようにするために乗る時間をランダムにした。

そんな努力が実って二度と会わずに済んだ。

その代わり二ヶ月間、無言電話が二日に一度あったらしく、そんな電話を母は気味悪く思い、電話を取

るのが嫌だったと、後から聞いた。





次回は(5-6)電話の意味です。お楽しみに