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本日の日経平均は続伸。前日のNYはPMIが予想を上回ったことやバーFRB理事のタカ派発言などを受けて長期金利が5.12%まで急伸し07年以来の高水準となったことで3指数揃って軟調。マグニフィセント7はマチマチ。Microsoftはアナリストの格上げを受けて上昇。メタも引き続き「Muse」の高評価や開発者会議で年初来高値更新。逆に負け組との評になったAlphabetは3.6%下落。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。半導体株中心に買われてスタートし66000円を回復しましたが、その後は上値が重く。長期金利が3.075%とまた30年ぶりの高値になったことも重石。

後場は改めて買い戻しの動きになったものの、戻りは限定的。特に金融系が弱くTOPIXがマイ転し、足を引っ張りました。TOPIXは安値引けで、日経平均もほぼ寄値水準まで押し戻されて安値圏での引け。売買代金は9.2兆円台と活況。うちキオクシアHD(285A)は1.5兆円を占めました。


投資判断は「やや売り」。先週のFOMCはウォーシュ議長がジャクソンホールでの発言通りの行動をちゃんとやったということと、利上げ決定が全会一致だったというところがポイントですね。ボウマン副議長やウォラー理事など利上げに反対するのではないかという人が何人か居ましたが、今の状況は看過できなかったということでしょうか。

特にまだ年内に利上げが続くというタカ派寄りの結論が株価を重くした模様。ともあれ「全会一致」という辺りで結束を示したのが今回のキーポイントだったように思われます。政府の関与は受け入れないぞという強い意志表示。そして3年ぶりの利上げということで、アメリカの中央銀行の新体制下での政策転換を印象付ける結果でした。

利上げしたことで2年金利などの短期的なところは上がりましたが、特に超長期の30年金利などは低下。つまりインフレに対して後手に回るリスクは低下したということで、債券市場は今回の決定を評価した格好になっています。その真ん中に位置する10年金利は一旦高値を攻めた後に更新できなかったことで下落する形。

話題としては生成AI開発企業トップの「AIの開発は遅らせるべき」発言が尾を引いています。市場では「いや、開発が遅れたとしても計算能力の需要は落ちない」という声があり、それは私も同意しますけれど、だから半導体株が下がらないという理由にはなりません。同じようなロジックでSaaSがあんなにも売られたじゃないですか、と。実際に需要が落ちるかどうかは二の次で「落ちると思われてしまう」ことが株価の押し下げ材料になります。

あと忘れてはいけないのが、アドバンテスト(6857)のウエートキャップ抵触による月末の日経平均寄与度引き下げです。例えば前回引き下げられた3月は月末までダラダラと株価が下がりました。今月は残り4営業日しかありませんから、ラストスパートがかかるかもしれません。なお、過去にファーストリテイリング(9983)が24年9月と25年3月に引き下げられましたが、やはり該当月は上値は重くなっています。

先々週末時点の信用倍率は前週7.7倍→8.4倍に上昇。信用買い残が6.6兆円と2ヶ月ぶりの水準に。当時はザラに10兆円を超える売買代金でしたから、今は当時よりも返済売りが重くのしかかりやすい状況に。なお、キオクシアHDが178億円増え、全部で7533億円の信用買い残を抱えています。

先々週末時点の裁定残高は買い残2.3兆円に対して売り残0.2兆円の差し引き2.1兆円の買い長。前週に比べて0.2兆円増えました。先週は下落した週でしたが、買い残は積み上がった形。信用評価損率は▼5.3%→▼6.5%に悪化。下落した週なので順調に悪化しましたね。

9月第2週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を3036億円の売り越し。一方、先物は5743億円の買い越し。ただいつものメジャーSQに絡んだ動きが入っているので、これらの数字は額面通り受け取れません。一方、信託銀行(年金)は5506億円の売り越しということで、こちらは額面通り受け止められる国内の話ですけれど、また売りの金額が大きくなっています。


新興市場は「中立」。本日のグロース指数は朝方買われたものの日経平均同様に行って来いの感じでほぼ横ばい。ティアフォー(593A)やGO(581A)など自動運転関連株は買われた一方、PowerX(485A)が売られるなど濃淡でした。売買代金は2558億円と活況。うち上位5銘柄で1173億円出来ました。

なお、9月第2週の投資主体別売買動向において、グロース市場に関しては外国人投資家は127億円、スタンダード市場は160億円のそれぞれ売り越しでした。


【注目銘柄】

ソフトバンクG(9984)は続伸。買い気配スタートで始まったものの、今度は「(前回の個人向け社債の倍となる)最大9.8%の金利で1.7兆円規模のジャンク債発行」と伝わり、間も無く買いが一巡すると一転売りに押され一時マイ転。前回の社債買った人はどういう気持ちなんでしょうね。勿論前回の社債で財務が更に傷ついているわけですけれど。


エアトリ(6191)は大幅安。アメリカではメタがリリースしたAIエージェント「Muse」で需要が減るという見方から旅行予約サイトや金融株が軟調。同社も旅行予約需要減少が嫌気されました。私はメタにクレジットカードの暗証番号などを託すのは御免被りたいですが、本当に流行るんですかね・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。