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金曜の日経平均は続落。前日のNYはTSMCの決算好調も半導体株が売られ3指数揃って反落。長期金利は4.57%に上昇。マグニフィセント7は総じて軟調。Appleは中国で同社AI利用が承認されたことで連日の最高値更新。一方、SOX指数は4.3%の下落。SKハイニックスが152ドルまで急落し、また公募価格に接近。マイクロンも連日の決算後の安値更新。スペースXは公募価格割れ。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。また半導体株中心に売られ、一気に65000円を割り込み6/12の上昇で空けた窓を埋める動きになりました。韓国株がお休みの中で、キオクシアHD(285A)が売りを一手に引き受けるような格好で同社はストップ安。その後は一旦買い戻しも出ましたが、中国市場が始まったところで改めて売られ、75日線辺りまで押されました。前場は安値引け。

後場は改めて売りに押される展開に。引き続き半導体関連株と並んで売られ、TOPIXと共に75日線を割り込む動き。日経平均は6月安値を意識する展開になりました。ただ3連休を控えて売り方も手仕舞いモードに。最後は後場の高値で終えました。売買代金は10.9兆円台と活況。うちキオクシアHDは2.2兆円に止まり、ストップ安張り付きの時間のため減りました。REIT指数は反発。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは引き続きハイテク株中心に売りが膨らみ3指数揃って続落。長期金利は4.55%に低下。マグニフィセント7は総じて軟調。Appleは連日の最高値更新。一方、SOX指数は1.6%の続落。SKハイニックスは公募割れから反発し1.1%高。スペースXは一段安で一時122ドルに接近。ソフトウェア株も1%の下落。ラッセル2000は0.4%の下落。

イラン情勢がまた不安定になって戻ってきました。結局ハメネイ師の国葬でまたアメリカ憎しの機運が醸成されたような感じもあります。そういったイラン地政学リスクの高まり→半導体株しか勝たん、という3月以降の流れに引き戻されかけましたが、韓国株がついて行けずに下落。

ラトニック長官がSAMSUNGやSKハイニックスにアメリカでの投資を要請という話も伝わりました。やはり儲け過ぎているところは狙われますね。SKハイニックスのCEOは「27年にはメモリ供給不足が過去最悪に」と発言していますけれど、マイクロンも先週巨額投資話を出しています。メモリは数年経つとコロナ後のマスクのように値崩れするのでしょうか。

TSMCの例を見ても、ADRは本国市場よりも通常10%~20%割高なプレミアムが付きます。新興国に投資できない決まりのあるファンドなどがあるせいで、アメリカに上場しているものしか買えなかったりするからです。

まあ様々なETFを通じて間接的に買うこともできるのですが、やはり直接株を保有したいという動きもあるでしょう。そういう意味でSKハイニックスにとって今回のADR上場は資金調達以外にも企業評価価値を高めるメリットがあります。

ただ7日に出たSAMSUNGの決算速報や先のマイクロンの好決算のように、半導体関連株はどんなに圧倒的な数字を出そうとももう十分市場が折り込んだような形。基本的には「好材料に反応しなくなったターン」という面が強いです。実際、やはり好調な1Q売上速報値を出したディスコ(6146)も大きく売られました。

韓国KOSPIは7400ポイントの節目を割り込んでしまい、6月の上中下旬にそれぞれ付けた高値の三尊天井を形成したような格好。アメリカでもNVIDIAが4~6月の高値を天井とする三尊天井を形成しており、GPUに次いでメモリもチャート的に崩れました。

キオクシアHDが昨今売買代金の3割を占めていることから、この銘柄の浮き沈みで株式市場全体の雰囲気が変わります。また、キオクシアHDが下がると、市場では「ジェネリックキオクシア」というあだ名が付いているそうですが(単価が安く取引できるため)、NF日経半導体株ETF(200A)のようなところに売りが入る→他の半導体株も連帯責任で下落という動きになりやすいです。

キオクシアHDに関しては、VCのベインが全て売却ということでナイストレード。これに関しては、基本的には後顧の憂いが無くなった格好。むしろ浮動株比率の上昇が後々の指数イベントにおける組み入れ期待感に繋がっている格好です。

ドル円に関しては日銀短観の想定レートは152.6円ということでとりあえず全然余裕があります。先にも示したように、実力値ベースでは150円台が本当だと思われますから、さしあたりあと4円くらい円高になっても株式市場への反応は限定的だとは思っています。

ちなみにスペインとの貿易停止をちらつかせていたトランプ大統領ですが、どうも25年の実績で対スペインは貿易黒字であり、むしろ貿易停止で困るのはアメリカの方。昨日はイランと日本を言い間違えたということが話題になっていましたが、バイデン前大統領をあれだけ責めていたのに、ブーメランでしょうか。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は続落。スペースXが下げ止まらないことで宇宙関連株が売られCore指数が4%の下落。全体的にもリスクオフムードが台頭しました。売買代金は1999億円と大活況。また年初来安値に接近してきており、週明けの追い証発生売りが警戒されます。


【注目銘柄】

サイゼリヤ(7581)は大幅高。15日に発表した決算で国内で値上げの可能性を示唆。これまで頑なに国内事業の値上げを踏み止まってきたところが、家賃などのコスト増に耐えかねて値上げが意識されました。こうなってくると外食全体に好影響にも思えますが、特に同じ低価格がウリの日本マクドナルドHD(2702)やハイデイ日高(7611)などの刺激材料になりました。


キオクシアHD(285A)はストップ安。元々半導体株全般的に苦しい中で、アメリカの衛星通信会社から訴えられていた特許侵害訴訟において2.3億ドルの支払いを命じる評決が下ったことが悪材料視。恐らく一ヶ月前の株価上り坂の際には大した売り材料にならなかったのでしょうけれど、足元で需給バランスが崩れていた中では格好のネタになりました。信用買い残はどうなっているでしょうか。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。