雨が上がった今日、川場村へ出かける。

 

最初に覗いた私のホームグラウンドはまだ早すぎ。

木々の芽もほとんど芽吹いていない。

 

途中まで沢を上がってみたが、コゴミすら出ていない。

 

強風に風花が舞う荒れた天気でとても寒い。

 

早々に諦め、S川へ。

 

ここも何も無し。

 

カワガラスが飛ぶが、撮れそうにないので帰ろうと思ったがまだ11時で時間が早すぎ。

 

迷った挙句、久しぶりに上牧へ行ってみることに。

 

利根川本流沿いに北上。

 

途中、昔連日のように釣りに訪れた各所のポイントでの出来事を思い出し、懐かしさがこみあげてくる。

 

2か所では、危うく命を落としそうになったことがあったっけ。

 

紙一重で難を逃れた出来事は、昨日のことのようによみがえる。

 

12時ちょっと前、目的地に。

 

現場の様子が以前と全く変わっていないことに一安心。

 

山際に車を止め、傍の小沢の畔に目をやると、あちこちが花盛り。

 

逸る心を抑えて弁当を。

 

ここも強風と風花でとても寒く、車内で食べる。

 

食後、カメラを持って探索に。

 

ニリンソウが満開。群落があちこちに。

 

ネコノメソウも見事。

 

ワサビも。

数年前は根ごと持ち去られてかなり少なくなっていたが、見事に持ち直しかなり増えている。

 

山菜愛好家にとっては心躍る風景。

 

アズマイチゲ

 

キクザキイチゲ

 

近くに、モミジガサ発見。

思わず、ヤッター。

 

今季初。

 

最高の状態!!

見渡すと、あちこちに群生。

数年前よりはるかに増えている。

 

少ないながらエンレイソウも。

 

花は独特。

 

一面に増えた、ミチノクエンゴサク?

 

クレソンも咲き始め。

 

このほかにも、スミレサイシン、シャク、キブシ、オオアラセイトウなどがあちこちに。

 

 

数年前、ここの林内で付きまとわれたキジにつつかれて、持っていたレジ袋に山ヒルが付いているのを見て以来、来るのを控えていたがやはりいいところ。

 

今思うと、キジが忠告してくれたのだろう・・・とか。

 

まだ気温が低いので、ヒルの活動には早いだろうとは思ったが、念のため釣り用の長靴着用で探索。

撮影や採取の最中にも絶えず足元をチェック。

幸いにもヒルは見当たらなかった。

 

この利根川本流は、上牧から下流の敷島これまで数えきれないくらい釣りに訪れたところ。

この場所でもいい思い出がいっぱい。なんとも懐かしい。

 

 

フキの若葉を収穫したあと、1時半ころ帰路に。

 

道路は順調で、3時前には自宅着。

 

本日の収穫。

 

フキの若葉。一枚づつ摘むのでとても時間がかかるが、女房の強い要望で頑張った。

 

モミジガサ

 

葉ワサビ

 

フキの若葉は重曹を入れて茹でた後一晩水にさらしアク抜き。

明日佃煮に。ごま油がポイント。

我が家では、山菜の佃煮の中ではトップに位置する美味なもの。

 

モミジガサのお浸しはマヨネーズと醤油で。

なんとも言えない独特の風味。

 

天ぷらも絶品。初物はことさら美味しく感じる。

 

 

思い切って出かけた本当に良かった。