インテリアデザイナーAkigami の専門誌
「INTERIOR TIPS」：インテリアのヒント
インテリアのコトなどをご紹介しています。
構造材としての床材や壁材の上に施工されて
実際に私たちの目に触れ肌に触れるのが内装材で 部位に応じて床仕上げ材・壁仕上げ材・天井仕上げ材とよばれます。
住宅の基本となる空間を機能性・演出性の双方から支え 構成するもので空間の性格を大きく左右します。
その選定にあたっては総合的な検討と プランニングが必要でしょう。
1 内装材の種類と機能性
内装材は 室内空間を構成するものとして実際に住む人の目に触れ肌に触れるものですから それぞれの物理的な特性・機能はもちろんのこと 感覚的にも心地よく 住む人の個性のいかされたものであることが必要でしょう。
内装材の特性と選択
内装材はその用いられる部位によって床仕上げ材・壁仕上げ材・天井仕上げ材の3つに分けられます。
それぞれ 要求される特性は異なってきますが 一般に 次のような点に留意して選択します。
① 効果ー感覚性・居住性
テクスチュア・色彩・パターンといった視覚的なインテリア効果です。
テクスチュアはその素材のやわらかさ・かたさによって異なりますが特に床仕上げ材では 実際の触覚的な効果も含めて考えたいものです。
② 耐久性
- 強度・衝撃性・耐摩耗性
- 防水性・吸水性
- 耐火性
- 吸音性・遮音性
- 断熱性
- 弾力性・安全性
- メンテナンスの容易さ
いわゆる物理的特性で それぞれの特性の重要度の比重は 部位によって異なりますが
耐久性という観点からチェックしていくと 選択しやすいでしょう。
③ 価格ー経済性・施工性
効果と耐久性で納得のいく材料が 必ずしも納得のいくコストで手に入いるというわけではないでしょう。
ただ 安ければよいわけではないのはもちろん 高ければよいというものではありません。
メンテナンスや施工のしやすさと含めて 考える必要があります。
内装材の種類
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