CARPET BRAND AKIGAMIのカーペット専門誌
「CARPETS TIPS」:カーペットに関するヒント
カーペットのコト・ハウツーなどをご紹介しています。

 

 

カーペットとラグの違い

 

 

カーペットとラグの違いは、いろいろな言葉があるかと思われます。

床の全面に敷くのが カーペットで3畳以下のサイズがラグ またはマットなどともいわれます。

イメージ的には その感じがわかりやすいのかもしれません。

 

基本的には カーペットとラグは製品的には 同じくカーペットまたは絨毯の製品です。

では サイズなの?

そんなことでもありません。

 

カーペット

使用面が繊維素材で構成され 一般に床敷物として使用されるもの。

 

ラグ

あらかじめ定められた形と限定された大きさで それ自体で形成されたもので 床又は他の床敷物の上に部分的に敷いて使用される繊維製床敷物です。

 

なんだか難しいなーっと思いますよね

 

イメージとしては (カーペットは床材)で(ラグは敷物)という感じでよろしいでしょう。

 

 

 

例えば AGIのオーダーラグ製作では 広幅のロールカーペットを必要サイズや形に裁断して 縁の縫製を行い敷物として製作したものをラグとなります。

イメージとしては 上記のような一流ホテルのロビーに敷かれているカーペットを サイズカットしたみたいな感じだとわかりやすいかと思われます。

 

 

 

また 別注ハンドタフテッドカーペットのように サイズに合わせて作るという製法のラグというのもございます。

 

一般的に 寝具・家具店や絨毯店で、販売されている形と限定された大きさのラグ もしくは絨毯というものは 繊維製床敷物。

ですので よく 敷物なのに床材のような効果やメリットがあるようなことを 情報がありますが 少し異なる場合がございます。

 

例えば ハウスダストの舞い上がり。

床全体に敷いているカーペットとしては 効果はありますが 一部のエリアに敷くラグでは そのエリアでは ほこりやハウスダストは取り込みますが 周りが硬質床材だと 舞い上がり量は多くカーペット床とは異なりますよね?

 

良い悪いの会話ではありませんが ラグや絨毯として販売や提案されている中で 異なる情報を 伝えてしまっている場合があります。

 

 

繊維製床敷物とは


カーペット 

使用面が繊維素材で構成され 一般に床敷物として使用されるもの。
textile floor covering,


繊維製床敷物には、パイルのあるものとないものに分かれます。

 
パイルのある繊維製 床敷物
パイルカーペット 基部に糸又は 繊維の層を打ち込んで形成された繊維の使用面をもつ 織り又は 織り以外の工程で製造された床敷物。 

 

パイルのない繊維製 床敷物 

使用面が パイルを形成していない繊維で形成された床敷物。
基部がある場合とない場合がある。
textile floor covering without pile 

 

 

床敷物とは 

 

使用面及び基部の境界がはっきりしているもの(異質のもの)又は 繊維が表面から裏面の一部を構成しているもの(同質のもの)を指す。 
textile floor covering with pile, pile carpet

 

これは難しいですよね?

 

 

 

一般的にカーペットとして製造されているのは 

 

  • ウィルトンカーペット
  • アキスミンスターカーペット
  • タフテッドカーペット
  • ニードルパンチカーペット
  • タイルカーペット

などですが。

 

それらを 必要サイズに敷いたのが ラグという感じです。

 

また ラグとして販売されている サイズに作られた敷物製品 。

  • 手織り絨毯
  • 寝具系ラグ
  • タオル系ラグ
  • 家具系ラグ(カバー敷物)
  • 電気系ラグ(ホットカーペット)

など 

一般日常品ラグ(敷物)では

  • 洗えるラグ
  • マイクロファイバー
  • ウレタンクッション入り

などもありますが。

 

カーペットとしては異なりますが 敷物という意味では 低価格で種類が豊富な敷物です。

 

 

 

例えば 生地にクッション材を付け裏地を付けて 縁を縫ったものを床に敷いたらどうでしょう?

また ベッドカバーに裏地を付けて床に敷いたらどうでしょう?

カーマットを 四角にカットして並べて敷いたらどうでしょう?

ラグ(敷物)ですよね。

 

イメージできたでしょうか?

 

ですので 我々のカーペットと異なる製品でもあったりします。

また カーペットの製法が異なり その中でも 色やクオリティ 表面のテクスチャなど多くの種類がございます。

  • ウィルトン
  • ハンドタフテッド
  • マシンタフテッド

などカーペットも種類があります。

車の車種のように カーペットやラグも種類が異なるということなのです。

 

 

暮らしの中での用途によって使用される製品も異なると思います。

 

キッチンマットやバスマットなどの洗える用途の製品やオフィスのように敷くタイルカーペットみたいに様々。

混同してしまうので その製品が何のカーペット製品なのか?

 

我々のカーペットラグのイメージとしては

ブロードルーム:広幅織り(ロールカーペット)

エリアラグ:部屋の一部に敷く

 

このような感じでどうでしょう?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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