9月20日の名言




心が変われば態度が変わる。態度が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。                              蓮沼文三











ここからは完全に妄想であり、フィクションです。









1880年   日本   大阪





「はー。」






「おうおうおう!どうした若いの!!!」






「あっ蓮沼さん。なんか仕事がうまくいかなくて。」






「お前なんかまだ入って一年やそこらやろ!そら無理やわ!!笑」






「そんなもんなんですかね。」






「あったりまえや!わしかてまだ満足に仕事できひんのに!まっ、だから窓際なんやけど!!笑」






「ははは。」






「なんやお前暗いな!わかった!今日飲みに行こ!それがええわ!お前みたいなんはそれがええ!」






「はい。」








その夜…







「お前もっと飲めよ!今日はおごりやぞ!窓際のおごりやぞ!」







「ありがとうございます。」






「暗いなお前!もっと元気出せ!」







「……蓮沼さん。」






「なんや?」






「やっぱり僕もうやめます。」






「えーーー!はや!お前それは早いて!そんなんでいちいちやめてたらあかんぞ!」






「こんな仕事やってても仕方ないです。」






「それを言うてしもたら窓際40年のわしの立場はどうなんねん!!ちょまて!あのなー。早まるな!キリストさんも言うてるやろ。あのーローマ人への手紙やったかな。ほら、えーなんやったかな。なんとかはなんとかを、なんとかはなんとかを言うやつ。わしクリスチャンの学校やったから知ってんねん。ほら。」






「それあれでしょ、苦難は…」






「あっ思い出した!心が変われば態度が変わる。態度が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。や!!」






「違いますよ…」






「あれ、違うか!」






「でも…なんかいい言葉ですね。」






「ほんまやな。自分でもびっくりしてるわ。」






「なんか俺…頑張れそうです。」






「そらよかった!」






そういうと蓮沼はハイボールをぐっと飲み干した。




9月19日





情熱がなければ、人は単なる潜在力と可能性にすぎない。          アミエル








ここからは完全に妄想であり、フィクションです。








西暦460年     太平洋   小さな島







「はぁはぁはぁ。」





アミエルはもう力尽きかけてた。





「ここまでよく生きてたもんだ。」





本当なら彼は今、ハワイにいる予定だった。その旅行の途中、乗っていた船が漂流。

流れ着いたこの無人島で船の非常食を食べながら凌いでいたがそれももう尽き果てていた。





「なんだここは。」





アミエルが顔を上げるとそこには大きな口を開けた洞窟があった。





「外で死ぬくらいなら中でくたばるか。」





そう言うとアミエルは中に入っていった。





「ここまでくればもういいだろう。」





アミエルがそう言って腰を下ろそうとした時、地面に何かあるのに気付いた。





「こ、これは…」





顔を近づけるとそこにはたばこのフィルターがあった。






「まさか!!」





そういうとアミエルは奥に向かって走り出した。





「人が…人がいる!!」





しばらく走ったアミエルが見たのは残酷な現実だった。

そこには白骨化した遺体が。

がっくりと膝を地面につけうなだれるアミエル。




しばらくして周りを見渡すと壁には奇妙な模様のようなものと「正」という字がたくさん書かれていた。





「ここで助けを待っていたのか。苦しかったろうに。でも死体でも近くにいてくれると安らぐもんだ。もうすぐ私もそっちに行きますよ。」





そういうとアミエルは静かに目を閉じた。





後日…







「誰かいますかー??誰かここにいますかー??」





レスキュー隊が洞窟の中を進んでいく。





「おい!!!!人だ!!!」





レスキュー隊が近付くとそこには倒れている人が。

一人の隊員がそこに近付く。





「し、死んでる。」





「遅かったか。つらかったように…身元を、身元を確認しろ。」





衣類を調べると財布が出てくる。

中を調べると免許証が。






「間違いないです。捜索届の出ていたアミエルさんです。」






「そうか。じゃあ行くか。」






そう言って隊員が去ろうとした時、壁に何かを発見した。






「これは…文字…か…カタカナ??」






隊員は文字を読みだした。






「ジョウネツガナケレバヒトハタンナルセンザイリョクトカノウセイニスギナイ…」






隊員が意味を理解するのに少し時間がかかったが三度復唱したところで意味に気付いた。






「情熱がなければ、人は単なる潜在力と可能性にすぎない。だ!」





するとその脇にたくさんの「正」の文字が。





「こんなにも助けを待っていたんだな…アミエルさん…あなたの残したこの言葉を絶対後世に伝えます。」





そう言って隊員は敬礼をした。











9月18日の名言





人間は、自分が考えるほど不幸でもないし、それほど幸福でもない。        

ラ・ロシュフーコー










ここからは完全に妄想であり、フィクションです。









西暦2010年    ギリシャ  アテネ




あれから一ヶ月後…



「おー!!!これはこれはお二人さんお揃いでどこ行くんだよ!!」






二人が前を見ると手を振るピの姿が。






「おー!ピじゃないか!」






「二人して何してんだよこんなとこで!」






「今二人でそこで飯食ってたんだよ。」





シェが後ろの方を指差した。





「はー。いいなー。どうせお前らいいとこで食ってんだろうなー。俺なんて行けてロイヤルホストだよ。お前らが羨ましいよ。はー世の中なんて不公平なんだ。俺なんてお金もなけりゃ車もないし彼女だっていないしよ。世の中こんなもんか。」




そういうとがっくりとうなだれるピ。

その姿をみて二人は顔を見合わせて笑いをこらえながらラがこういった。





「おいピ!『人間は、自分が考えるほど不幸でもないし、それほど幸福でもない。』」






「は?どういうことだよ?」





「ま、そういうことだ。」





シェがそういうと三人は一緒に歩きだした。