かばやし和尚の禅タロット和尚セラピーNLPとお釈迦様心理学僧医学教室 -3ページ目

4月掲示板

こんにちは、かばやし和尚です。

桜も満開、花筏も美しい4月となりました。

 

新社会人の皆さん、新入生の皆さん、

おめでとうございます。

 

今月の掲示板は

「夢を見ることができるなら それは必ず実現できる」

です。

吉田松陰さんは、ご存じの方も多いと思いますが

幕末の志士を育てた思想家であり、教育者です。


 

野球のイチロー選手や大谷翔平選手、サッカーの中田選手や久保選手というスポーツ選手の方々も小さい頃の夢が実現した方々です。

先日開催されたWBCの日本代表に選出されたヌートバー選手はアメリカ在住の日系の方でしたが、小さいころの夢が「WBCに日本代表で出場する」ことだったそうです。夢が実現して、しかも大活躍。一躍人気者になりました。

 

浄土宗の宗祖、法然上人(ちなみにお誕生日は4月7日です)は、

「だれもが救われる教え」を見つけることを夢見て

15歳から比叡山で修行され、43歳のときにその夢を実現されました。

並々ならぬ努力があらられたのですが、夢を実現された先輩です。

 

なりたい自分を夢見て、それに向かって努力する、頑張ることが大切ですね。小学生に人気の職業に「ユーチューバー」や「eスポーツ選手」があるそうですが、親世代からすれば、なんじゃそりゃ~って感じですが、どちらも大変な努力の上で「職業」になっているようです。時にはあきらめたくなることもあるかも知れません。やめたくなることもあるかも知れませんが、踏ん張って踏ん張って、その道で頑張って成功していく、夢が実現していくのです。

 

法然上人は、一切経(お釈迦様が生涯で説かれたすべての教え)を一度読まれただけでは、だれもが救われる教えを見つけるには至らなかった。

そんなはずはない、必ずこの一切経の中に誰もが救われる方法があるはずだと、何度も何度も読み返され、解説書も読まれて、あきらめることなく、やめることもなく続けられて、漸く43歳の春、だれもが等しく救われる念仏の教えを見つけることができた、夢をかなえることができたのです。

 

「夢を見ることができるなら それは必ず実現する」

とだけ聞くと何もしなくても、夢さえ持っていればそれが実現するかのように受け止められますが、その夢に向かって努力や修行、あきらめない・やめない強い心も必要ですね。

 

あなたは、どんな夢を見ますか?

 

ではまた。

三月掲示板

こんにちは。かばやし和尚です。

1月2月と足早に過ぎ、3月になりました。

春を感じる気候になり、暖かい日が増えましたね。

 

今月は「春の花に魅せられ仏道に入る」です。

 

 
最近流行している「チャットGPT」というサイトで
「3月のお寺の掲示板」の提案で、AIに推薦された言葉の一つです。

 

 

 

 

こんな感じで提案いただきました。(笑)
 
いろんなことを教えていただけるのですが、
それが正解かというと、そうでもないようですので
使われる際は少しばかり注意した方がいいかもしれません。
(特に専門分野は)
初めて使ったので、こんな感じなのかもしれません。
申し訳ない・・・
 
さて、
「春の花に魅せられ 仏道に入る」
を選んだのは私なんですが、それはこんな俳句を
知っていたからなんです。
 
「菜の花の 金色(こんじき)浄土 開山忌(かいさんき)」
福岡県久留米市にある浄土宗の大本山善導寺
毎年3月27日から29日まで開山(かいさん)聖光(しょうこう)上人の
御命日法要=開山忌(かいさんき)が勤められます。
 
この時期には近くを流れる筑後川沿いの堤防に
菜の花が咲き乱れていて、菜の花の黄色が
金色に輝く極楽浄土みたいで美しい。
きっと極楽浄土もこのように美しい世界に違いない。
尊いことだ、南無阿弥陀仏・・・
と、菜の花を通じて仏心に触れる、仏道に入ることが
できるからです。
 
現在は、菜の花の根っこをモグラが食べ堤防が弱くなる(と聞きました)
ので菜の花は減ってしまいました。
また、最近は気候の変動で、大本山善導寺の境内に咲く桜の花が
満開になることもあります。
「境内の 花に魅せられ 開山忌」
って感じでしょうか(笑)
 
今年の大本山善導寺の開山忌法要は3月27日から30日まで
と一日長くなっております。
29日30日は九州の各県からご詠歌の奉納に来られて
開山聖光上人の遺徳をしのぶ法要となっております。
大本山善導寺ホームページ
 

2月は「やっている姿を感謝で見守って…」

こんにちはー。

かばやし和尚です。

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る

なんていいますが、

あっという間に2月になりました。

 

今月の掲示板は

「やっている姿を感謝で見守って 

信頼せねば 人は実らず」

です。

 

 

山本五十六(やまもと いそろく)さんは

1884年生まれで日本海軍の元帥海軍大将になられた

方です。1943年にお亡くなりになられました。

連合艦隊の司令長官も務められました。

 

今月の掲示板は山本五十六さんの有名なお言葉の一節です。

  やってみせ 言って聞かせて させてみて

  ほめてやらねば 人は動かじ

 

  話し合い 耳を傾け 承認し

  任せてやらねば 人は育たず

 

  やっている 姿を感謝で 見守って

  信頼せねば 人は実らず

 

うーん、と納得のお言葉です。

さすがは、連合艦隊指定長官。

人材を育成していくうえで大切なことばかりを

簡潔にまとめたお言葉ですね。

 

「感謝で見守る」というところが大好きです。

できて当たり前、できて当然と思ってみていたのでは

「アラ」ばかりが目立って、すぐに怒りたくなるばかりです。

「感謝しながら見守る」こと。

深いなぁ。

 

社会人の先輩方、新入社員ももうすぐ一年たちますね。

この一年振り返ってみて、どうでしたか?

怒ってばかりじゃないでしょうね。

一年目なんですから、大目に見てあげてください。

頑張ってやっている姿に感謝しながら見守って

信頼してあげてくださいね。

 

新入社員の皆様、もう一年経ちますね。

あわただしさと多忙の中、あっという間の一年だったと思います。

もうすぐ後輩が入社してこられますね。

どうかこの一年間に先輩方に褒めたいただいたように

新年度の新入社員の皆様にもやってみせて、褒めてあげて

話し合って 認めてあげて 感謝で見守ってあげてください。

私も今一度立ち止まって、
この言葉を噛み締めてみます。