糖質制限と副腎疲労、そして低血糖症の関係について | 「なんか体調わるい、、、」と感じたときに読むブログ

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昨日のブログのアクセスが極端に減りました。
「副腎疲労症候群」というのが
読者のみなさまにピンとこなかったということでしょうか。

一方で、
「糖質制限」 の記事を書くと、
アクセスが上がるようです。
最近多くの方に実践されていますからね。

そこで、今日は「糖質制限」と「副腎疲労」
と絡めて記事にしてみます。

副腎疲労をご存知ない方も、
糖質制限をする効果がより理解できると思うので、
チェックしてみてくださいね。


ではいきます。


副腎疲労の重要な治療法の一つに
砂糖や精製された炭水化物を控える
というのがあります。

その理由はこうです。

砂糖や精製された炭水化物を摂り、
血糖値が急激に上がると、
それを下げるためにインスリンが大量に分泌され、
その後血糖値は急激に下がることになります。

そうすると、今度はその下がり過ぎた血糖値を
通常レベルまで上げるために、
副腎から「コルチゾール」が分泌されます。

コルチゾールの働きは昨日
記事 にした通り、
・血糖値を上げる
・血圧を高める
・精神的、肉体的なストレスに対抗する
・炎症、アレルギーを抑える

です。


つまり、砂糖を摂る=副腎に負担

という簡単な図式が成り立ちます。

膵臓に負担がかかるだけではないんですね。


そして、副腎に負担が慢性的にかかり過ぎると、
「副腎疲労症候群」となり、
疲れやすい、頭が働かない、炎症が治りにくい、
ストレスに弱い、夜眠れない、

などの症状が現われてきます。

これは、砂糖だけでなく、
血糖値を急激に上げるもの、
すなわちGI値が高いものすべてに当てはまります。

それが生成された炭水化物です。
白米や小麦などですね。
色が白いものです。

芋類も高いですね。


ですので、副腎疲労の治療には、
糖質制限をして血糖値の上下動を安定させることが、
非常に効果的です。

現に私は重度副腎疲労症候群の治療で、
糖質制限をしたら、それまでにあった
食後の猛烈な眠気がなくなり、
体調が安定するのを感じました。

概日リズム睡眠障害があり、
夜になってもなかなか眠くならなかったのが、
眠れるようになったり、
また一度眠れば睡眠中の血糖値も安定
していますから、長く眠れるようになりました。


つまり、
糖質制限=副腎の負担を減らす

ということになるんです。

ダイエット以外にもこんな効果があることを
ぜひ覚えておいてくださいね。

また、低血糖症と言われている人たちの多くは、
裏では副腎疲労を抱えていると言われています。

副腎が疲労していると、
コルチゾール分泌が低下し、
血糖値を上げる働きが弱まりますから、
低血糖になる
という図式です。


現代は、パンにパスタにうどんに蕎麦に、
甘いおやつにデザート、ごはん、
炭水化物が溢れていますからね。

そういった食生活が副腎に負担をかけ、
多くの人を低血糖症にしたり、ストレスに対抗できない
体にしてしまっている訳ですね。


ただし、もちろんこれらの治療に
糖質制限が効くからといって、
やり過ぎには気をつけてくださいね。

確かに現代人はあきらかに糖質過剰だと思います。
ですので、糖質制限や炭水化物を抜いての
ダイエットは基本的に賛成です。

しかしだからといって、
過度に糖質を避け過ぎるのは、
リスクが大きいように思えます。

詳しくはこちら

ご自身の体調をみながら、
バランスよく糖質、脂質、タンパク質、
そして食物繊維を摂るのが良いかと思います。


副腎疲労のある方は
「糖質少なめ」をお勧めしています。