徳村慎
マコト「睡眠薬を飲まないと体のダルさが無くて調子が良いけど、眠れないなぁ。。。」
少女ねず「眠ることが大事なんじゃなくて、ダルさが無いことの方が重要だからね」
*
マコト「遠出して車の中でかなり寝た。、、、ズッコケ三人組シリーズ後半27〜50巻を買おうかな、って言ったら、兄に買い物依存症だって言われた」
少女ねず「それぐらいは、良いんじゃない?、、、しらんけど」
マコト「だよねー。しらんけど」
少女ねず「ズッコケ三人組シリーズは、そんなに買いたいんだ?」
マコト「欲しい! だって子供の頃に読んでた続きが読めるんだよ、大人買いで」
少女ねず「他に、夢ってある?」
マコト「芸術家になりたい」
少女ねず「何をもって芸術家と呼ぶのか、よねぇ。。。今でも肩書きは工芸作家とか体験講師なわけで。。。芸術で食べていきたいの?」
マコト「うん。。。出来ることなら芸術で食べていけたらなぁ、って思うよ」
少女ねず「でも、音楽も美術も、レベルが低いと自分で思ってるんでしょ? その意識を変えなきゃね」
マコト「堂々とバスキアみたいな絵で勝負出来たらなぁ。。。」
少女ねず「プロの芸術家とマコトは何が違うんだろうね。。。」
マコト「うーん。アマチュアでも良いから、芸術家と呼ばれたいなぁ。。。」
少女ねず「芸術家と呼ばれたら死んでも良い?」
マコト「死ぬのは嫌だけど、芸術家と呼ばれたい」
少女ねず「芸術家と呼ばれていきなり死ぬのと、ただの人のまま生きるのは、どっちが良い?」
マコト「うーん。。。うーん。。。ねずちゃん、そんなこと聞くキャラだったんだね。。。」
少女ねず「えー。聞かれるのは嫌なんですかぁ?」
マコト「いや、嫌じゃないけど、、、質問が鋭(するど)すぎるよね。。。」
*
少女ねず「出来ることなら、芸術家と呼ばれて生き続けたいんですねー」
マコト「そうそう。芸術家と生きるのワンセットね」
少女ねず「買い物依存症なんですかね?」
マコト「まあ、給料からすると買い物する割合が大きいよね。。。」
少女ねず「超能力でダイヤモンドを錬成するような空想をしてるわね」
マコト「だって、それぐらいしか金持ちになる方法思い浮かばないんだもん」
少女ねず「空想し続けるってことは、やっぱりお金持ちになりたいのね?」
マコト「当たり前じゃないか!」
少女ねず「じゃあ、お金持ちになって何をしたいの?」
マコト「本や楽器が買える。一軒家にも住めるし、恋人もできるし。美味しいものだって食べられるし、働かなくても良いし。。。」
少女ねず「本や楽器は、それ以上増やしてどうするの? 家に住んでるじゃない。親の家でも住めるだけマシだよ。性欲が続かないのに恋人? 寂しいんだね。美味しいもの、って糖尿病で食べられないでしょ。今でも、そんなにがむしゃらに働いてないじゃない」
マコト「ダメだー。発想力が乏しいんだよー。芸術家になる、以外、ビッグな夢が無い。。。」
少女ねず「それに、買い物依存症みたいにズッコケ三人組シリーズ買うんでしょ?」
マコト「そうだよ。。。悪い?」
少女ねず「いや、悪くはないけど、、、って言うと思ったのか! 悪いよ!」
マコト「悪いの?」
少女ねず「悪い、悪い!」
マコト「それにしても、睡眠薬飲まなかったら、元気だなぁ。なかなか眠れなかったのがつらいっちゃつらいけど。移動中寝てたもんね」
少女ねず「BLUE GIANT EXPLORERの続き買いたいんでしょ?」
マコト「買いたいけど買えない。。。」
少女ねず「ふざけてるわね。。。ズッコケ三人組シリーズ買ったら何も買わないんじゃないの?」
マコト「新しい楽曲を作りたいなぁ。。。」
少女ねず「もうネタが尽きたのかと思ってました。。。」
マコト「4月中にbandcampに新作アップしたいなぁ。。。」
*
少女ねず「エロ写真見てましたね。。。ひさしぶりに薄いのが出ましたね」
マコト「薄くても良いものは良い。動画じゃなく、静止画像に戻ってみると、意外に良いなぁ。。。出たのは、たっぷり寝たからかなぁ?」
少女ねず「刺激が強すぎると、反応しなくなる、ってYouTubeで誰かが言ってましたもんねぇ。。。強い刺激の動画とかは避けて、静止画像で想像力を使ってやるのが一番かもしれないですね」
マコト「やっぱ女子高生のコスプレには敵わないなぁ。。。」
少女ねず「女子高生好きなんですねぇ。。。」
マコト「2番目の元カノのことが忘れられないから。。。それに妄想では、デッサンで勝負して、僕が勝って、負けた女子とヤってるんだよね。。。」
少女ねず「フィーバー!」
マコト「女子高生って輝いてる時期だからね。その象徴としての制服があって、コスプレがあって。。。」
少女ねず「女子高生の制服に萌えるのっておっさんだね」
マコト「ははは。(乾いた笑い)」
少女ねず「キモい」
マコト「ねずちゃん(竈門禰󠄀豆子)のフィギュアも?」
少女ねず「うーん。。。何とも言えない。。。」
マコト「芦○愛菜ちゃんも?」
少女ねず「7歳頃の裸の夢を見たんでしょ? キモい」
マコト「いや、夢の中だから仕方がないんだよ。意図的に出演させたわけじゃないし」
少女ねず「また見たいと思う?」
マコト「うん。。。って違う違う。そりゃ見たいけど! 違うんだよー。芦○愛菜ちゃんが勝手に裸になって僕の夢に侵入してきたんだ! 僕は被害者だぁー!」
少女ねず「うそつけー」
*
マコト「嘘じゃないよー! 別に出て来いとか念じたわけじゃないんだよー! 信じてくれよー!」
少女ねず「今日、やっと『ズッコケ山岳救助隊』を読み終わったんですね」
マコト「やったよー。遭難するまでが長いけど、読み終わってみると、すごく面白かった。バランスが取れてるというか。。。」
少女ねず「やっぱりズッコケ三人組シリーズは面白いのね」
マコト「『あやうしズッコケ探検隊』を読み返したくなった。。。」
少女ねず「月曜には、ズッコケ三人組シリーズ後半27〜50巻を買っちゃうの?」
マコト「お金を残してても、間食に使っちゃうもんなぁ。。。」
少女ねず「そうね。間食をやめたら、BLUE GIANT EXPLORER買えそうよね」
マコト「だよなぁ。。。無駄な食事をせずに本を買うのが良いよなぁ。。。」
少女ねず「まあ、ズッコケ三人組シリーズ買ったら、他は買わなくても良いって考えてるんでしょ?」
マコト「まあ、金欠だからねぇ。欲を持って生きた方が良いのか、欲を捨てた方が良いのか。楽器が欲しい欲は、とどまるところを知らないからなぁ。三味線、大正琴、volca bassの2台目、とか」
少女ねず「禁欲が良いでしょうね。食べ物だと、白い色の炭水化物がダメらしい。。。白米、うどん、パスタ、白いパン。。。食欲も抑えられたら良いんだけどねぇ」
マコト「禁欲かぁ。睡眠欲は、3時間寝て起きられたら良いんだけど。性欲は、微かにあった方が良いと思うけど。。。美術って男性の性欲の歴史でもあるから」
少女ねず「今こそ、禁欲の手本、
『シッダールタ』を読み返す時よ」
マコト「探すのが面倒だなぁ。。。」
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少女「現代美術や書道の雑誌を読んで、ようやく『シッダールタ』を読み返しはじめたわね」
マコト「自分が実際に瞑想するようになって、ようやく『シッダールタ』が理解できる気がする」
少女ねず「宇宙は、何故、人間を作ったんでしょうね?」
マコト「スピリチュアル的には、喜怒哀楽を感じるため、この世を感じるために生まれてきたんだろうけど。。。神と宇宙は、どちらが先に生まれたか?、、、インテリジェンス・デザインなら、創造主がいつ生まれたか?」
少女ねず「あるいは創造主なんてものが、この世に存在しないとか? 宇宙の進化で偶然に生まれたのが我々であるという可能性もありますね」
マコト「むしろ進化論で言えば、そっちが正しい。けれどもなぁ。。。信じたい世界っていうのは、一体どんな形をしているんだろうか? 信じたい世界は不正解なのだろうか?」
少女ねず「たとえば、釣りをする人がいて、釣られる魚があって、釣りの楽しみは、人も魚も進化してこの世に存在する偶然の結果なのかどうなのか? 楽しいことをやる人間を中心に考えるなら、釣りのために生きる人間がいて。釣られるために魚が存在することになるわね」
マコト「だろう? 絵描きだってそうだよ。絵のために生きる人間がいて、描かれる世界があって。全ては絵に描かれるために存在する」
少女ねず「人間ですら絵を描くために存在するのよねぇ」
マコト「ああ。画家は、誰かに描かされてる。誰かとは、宇宙であり、偶然の結果であったり運命であったりする。画家の主体性なんて、そんなもんだ」
少女ねず「作者が存在していて、絵が存在するようになるんじゃなくて、、、。絵が存在するから、画家も存在しているんでしょうね。、、、って、そんなこと信じられる?」
マコト「宇宙は、何かのために存在しているのだろうか?」
少女ねず「今、『ヒミズ』を思い出したでしょう? 人間が存在することに意味はあるのか? 無くても良いんじゃないのか?、、、って」
マコト「『シッダールタ』を最初から読んでみると、宇宙と人間の存在についてのシッダールタの疑問が書かれていて、面白い。。。自我へ、我へ、真我へ迫るために、、、と書かれている」
少女ねず「フロイトやユングの自我と無意識のようでもあって面白いですね」
マコト「身体性のともなわない心は存在しない。釣り人も画家も身体性を外部に伸ばしているから、楽しめているのかもしれない」
少女ねず「楽しむ、とは、身体性の拡張なのかなぁ? それにしては、芸術は、観衆が無いと成り立たないですよね」
マコト「うん。でも、釣り人も画家も芸術家だよ。いや、芸術と言うと語弊があるか。。。」
少女ねず「農家がカボチャを作ることも芸術ではないか?、、、って言ってたわね」
マコト「まあ、那智黒石のプロとしては、やはり那智黒石とカボチャは違うと言いたいけれど、、、でも、深く考えるなら、同じだという部分も多く存在する」
少女ねず「お金で買える資本主義社会は、お金で全ての物が買えるわね。お金で買える物は芸術と言っても良いわね」
マコト「お金で買えない物は、この世に存在しないからね。恋愛だって買えるかもしれない」
少女ねず「もっと言えば、幾らなら自分の作品を手放しますか?、、、ってことじゃないの?」
マコト「カボチャを300万円で売るのは難しいかもしれないけど、絵画や彫刻なら可能になる。。。けれども、もう一歩進めるなら、1000万円なら、どうか? 3000万円ならどうか? 6000万円なら? あるいは1億円払うって言われても売りたくない物ってもはや無いんじゃないか? ジャンボジェット機買うとか、そういう価格帯まで行くと、果たして芸術も自信を持って売れる物になるのかどうか?」
少女ねず「何億円もするダイヤの指輪とかね。。。あの価値と同等の芸術が果たして可能かどうか?」
マコト「まあ、かなり脱線したけど。資本主義社会の価値観と芸術の価値観はズレが生じないのかなぁ?」
少女ねず「でも金銭でしか価値を測れないし。。。」
マコト「幸せは、お金で買えるのか?」
少女ねず「お金持ちの方が幸せってわけじゃないもんねぇ。。。富、名誉、女(友人、恋人、家族)を持ってても不幸せで自殺する人もいるもんねぇ」
マコト「そうなると、スピリチュアルの世界が正しいように思えてくるなぁ。。。」
少女ねず「喜怒哀楽を感じるため、楽しむためにこの世に生まれてきた、ってやつね」
マコト「釣り人も画家も農家も、楽しむためなんだよ。苦しんでやってる人は病気になって早死にしちゃうよ」
少女ねず「画家が観衆を必要とするのは、その通りだけど、一番最初に自分を満足させたいから描くのよねぇ」
マコト「宇宙が画家に描かせてるんだよ。。。もちろんこれは比喩だけど。何というか、描くために画家も世界も存在しているんだよなぁ。。。釣り人だって農家だって同じだよ。。。宇宙がそうさせているんだよ」
少女ねず「何かが本を読ませてて、ズッコケ三人組シリーズを読んだり、『シッダールタ』を読んだり、『ヒミズ』を読んだりしてるのね」
マコト「衝動というのは、何なんだろう? 僕は、消費するだけの人間なのか?、、、と考えると、無性に絵が描きたくなる」
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少女ねず「絵を描いたわね。今までに無い構図が出来て。目を瞑って描くのは本当に良いわね。生ききった。生きるって良いですね」
最後まで、読んでいただきまして、、、
ありがとうございます♫
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