俳句を学ぶ2022.4.15.
徳村慎
年の瀬に遠くを視てる祖母を見る
黒田杏子選(愛知県犬山市・17歳・岩津椋也)
遠くを視てる祖母というのが、認知症を思わせるのだけど、ひょっとしたら、単に物思いで遠くを見てるだけなのかもしれない。祖母という人物の歴史を見ようとする作者の眼差し。でも、見れない。もどかしさ。それでも、血の繋がりが何かを繋ぎ止めている。
春風や一人で立てぬぬいぐるみ
宮部みゆき選(神奈川県川崎市・22歳・中桐克之)
一人で立てぬぬいぐるみ。被造物は1人で立てない。
人間だってそうじゃないか。ぬいぐるみみたいなものだ。春風の中で思っている。。。
僕の解釈が当たっているか、いないかは分からない。
心を込めるのではなく、心がこもっているかのように絵は描くものかもしれない。俳句も、おそらくテクニックの中で心がこもっているように見えるのだ。でも、結局は、周り回って、それが心なのだと言えると思う。
最後まで、読んでいただきまして、、、
ありがとうございます♫
😊😅🥲😘😛🤨😋😆
