感想:小説『四日間の奇蹟』 2021.4.18. | まことアート・夢日記

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夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。

感想:小説『四日間の奇蹟』 2021.4.18.
徳村慎


良かった。
指を失ったピアニスト、脳に障害をおった少女。

奇蹟。。。
キリストが水の上を歩くような。あるいはパンと葡萄酒が大勢に分けても減らないとか。あるいは天からマナが降るような。

うーん。
うーん。
良いんだけどねぇ。。。

指を失ったピアニストは、自作曲を弾いて立ち直る、という方が良いのでは?

でも、それだと奇蹟でもなんでもないもんなぁ。。。

9本しか指が使えないなら、そんな曲を作れば良い、、、というのは、クラシックを弾かない僕の視点だろうなぁ。。。

ただ、真理子が死に臨(のぞ)んで、アレコレと考えるのは良かった。

死ぬなら、どうするか?
死んだら、どうなるか?

どうすることも出来ないのかもしれない。
どうなるかは分からないままかもしれない。

でも、スピリチュアルの世界では、分かりきったことを描けていないなぁ、と思った。

死ぬなら、強く生きることだ。
死んだら、仏法を聴けたり、非二元の1つになったり、夢のような世界で研究できたり。。。

小説家は、小説の中で、あがくのだが、あがきが足りないのかもしれない。

僕としては、やはり真理子が復活して、ピアニストと家族になる、みたいな展開が欲しかった。

ありふれた王道展開が欲しかった。

恥ずかしげもなく王道の小説が書けるなら、それは素晴らしいことだと思う。

良かったと書いたけど。。。
まあまあ、だったかな。。。

もちろん、読み終わって、ようやく読み終わった、という感覚になったけど。。。

これは、これで良かったのだろうか?
まあ、良かったのかもしれないなぁ。。。



最後まで、読んでいただきまして、、、
ありがとうございます😊😃😆