感想:『現代思想の名著30』Ⅱ ⑨ 2021.3.3. | まことアート・夢日記

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夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。

感想:『現代思想の名著30』Ⅱ ⑨  2021.3.3.
徳村慎


Ⅱ 構造主義
⑨アルチュセール『マルクスのために』


マルクスは科学を目指したのだ、と思う。
その後の時代によって「科学でない」と批判されることもあったかもしれないが。。。

昨日、観たYouTubeで、「社会は不平等だ」ということを言っていた。平均化されて働かなくともお金が手に入る社会は、面白くないんじゃないか、と言っていた。

まあ、何を面白いとするか、は難しいことだけど、、、。
でも、今の自分を肯定する方が幸福になれる。

昔は多産な芸術家に憧れた。
いや、今も憧れている。
そして多様な芸術家に憧れる。
しかし、今の自分を否定してしまうのなら、憧れない方がマシだ。

もしも、金銭的に平等な社会が生まれたら、僕は芸術を作るだろうか?
、、、分からない。

深夜に読んだTwitterで。
絵画は社会の役に立つか、どうか?
という話で、、、絵画は、、、画材、運搬費、消費税などを支払っているから社会の役に立つ、と書いてあった。
絵画を見た人に感動を与えるかどうかは別だ、とも書いてあった。

社会で生きているからには、引きこもりの人でも、農家の作ったコメなどの食品を口にしているのだし、服を着て家に住むから、それらを消費していると考えれば、社会の役に立たない人なんて居ないのだ。

科学的に考える、というのはとても良いことだ。
現代思想を読んでいると、哲学でさえ科学なんじゃないか、と思える。

時代の先端の考え方なんだから、哲学も科学に接近していて当たり前なのだ。

ジャズの漫画『BLUE GIANT EXPLORER』2巻で、「誰かの役に立ちたいんだ」と語る主人公。
芸術であっても誰かの役に立つ。

芸術と科学は実は似ている部分があるのかもしれない。僕はこれまで、芸術至上主義的な考えで生きてきたけど。実は、役に立つってことでは、芸術も科学も似通っているのだとしたら。。。
芸術も社会を構成するひとつの要素なのだ。

資本主義社会では、芸術は、お金を儲ける手段なのだが、趣味の芸術は、お金を消費させるものだ。
経済的には違うけれども、社会の役に立つという意味では同じなのだ。

人を大きく動かすのは感動だろうか?
それとも経済なのだろうか?
まあ、どちらも大切なんだなぁ、と思う。


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最後まで、読んでいただきまして、、、
ありがとうございます😊😃😆