徳村慎
「ブッダは遠く」
アマンダ「今できることって何かな?」
サブロウ「LINEも見終わったし、眠るまで、本を読みたいなぁ。
僕はブッダになりたかったのかなぁ?、、、でも、なれない。ブッダとは違うブッダになるべきなのか。。。」
アマンダ「ブッダとは違う道でブッダになる、というと、ブッダの方法論を取り入れても良いけど、あくまでも自分の悟りを見つけないといけないわね」
サブロウ「『ブッダのことば』を読んでいると、こんな妄想なのか現実なのか区別のつかない過去が思い浮かんだ。。。僕が本を読んでいると、Eさんが本を読んで分かるのか、と訊くから、分からないなりに面白い、と答えた。そうすると分からないなら読まなければ良い、と言った。分からないけど面白いんじゃなくて、分からないなりに面白いんです、と言ったけど、その意味がEさんには分からないようだった」
アマンダ「人間の姿をした悪魔かもね。分からないなりに読んで理解しようとすることは悪いことではないから。芸術なんかは分かるはずもないことなのに絵や音楽をやり続けることになるから。まあ、その辺の商業的な違いじゃないかな?」
サブロウ「本を読むのが好きな人と、勉強のためにしか読まない人では、本に対する思いが違って当然だろうね。。。」
アマンダ「でも、サブロウも心のどこかで『ブッダのことば』なんて読んでも無駄じゃないか、って思ってるんでしょ?」
サブロウ「心の奥底にある、無駄じゃないか、という邪念がわいてくることもある。『ブッダのことば』を読めば読むほど、自分がどうしようもない悪人のように思えてくる。でも、これぐらいの悪人は、そこらじゅうにいる。。。それに悪人を自覚して悪を捨て仏にすがる、というのが良いんだと思う。人は生きていれば何かしらの悪を背負うものだから」
アマンダ「無駄なようで無駄じゃないのは、悪人を自覚して生きることもそうよね」
サブロウ「歎異抄だね」
アマンダ「まあ、人間は命をいただいて(食べて)いる時点で悪人だからね」
サブロウ「信仰を持つというより、自分だけの信仰を作らなきゃならないんだよねぇ」
アマンダ「『シッダールタ』を読むとそうなるわよね。。。なぜ、女、お金、博打、酒などに溺(おぼ)れなければならなかったのか。。。そのあとの悟りにつながるのに大事な転換点よね」
サブロウ「死を目前にした人には、現世利益、来世への生まれ変わりなどが必要かもしれないけど、結局、信仰とは何なんだろう?」
アマンダ「個人が求める悟りの境地は、誰かに受け継がれることがないから、(ミームとして受け継がれる可能性はあるけども)、、、宗教の発展を求めているわけではないもんねぇ」
サブロウ「宗教の本を読んで楽しむことは、悪いことだ、と考える人もいるんだろうけどねぇ」
アマンダ「自分なりの悟りの境地が必要なら、言われなくとも、宗教の本を読んでいるでしょうし」
サブロウ「無理に興味を持っている感じを出して話をしてくる人は、分かるもんなぁ」
アマンダ「芸術と信仰は似ている気がするわね」
サブロウ「議論したい人は悪だ、みたいに『ブッダのことば』に書いてあるからね。。。議論して理論を構築したい人とは違うんだよ。芸術と信仰が似ているのは、そのあたりかなぁ」
アマンダ「たぶん、本を読んで何かの役に立つ知識を手に入れる、っていうのとは対極にあるから、悟りとか芸術って」
サブロウ「僕なりに役に立っているけどね。だって楽しいもん。。。と言っても通じない人がいるんだろうなぁ。音楽聴いたり、映画観たりするのと同じで、役に立つ、ってことには重点を置いていないもんなぁ。。。」
アマンダ「信仰って役に立つとしたら、心の平静、平安を保てるってことよね」
サブロウ「あとは、仏が理解してくれるだろう、っていうか、自分も仏だから(仏性があるから)って考えると役に立たない芸術だってやり続ける原動力になる、みたいな部分かなぁ?、、、まあ、これも心の平安ってことになるのか」
アマンダ「結局、サブロウは、楽しいから『ブッダのことば』を読んでるんでしょ?」
サブロウ「そうだね」
アマンダ「『ブッダのことば』を読んで楽しくないって人には理解できないことよね?」
サブロウ「たぶんね」
アマンダ「今、ピカソについて考えてるの?」
サブロウ「ピカソってすごいけど、アウトサイダー・アートは、どうなるんだろう?、、、って思うんだよね。ブッダになりたい。なれない。ピカソになりたい。なれない。というモノマネの中で、ごちゃごちゃに混ざったところに生まれる芸術っていうのが大切なのかもしれない。。。」
アマンダ「モノマネで良いところを取っていって、100人のモノマネが出来たら、それはすでにオリジナリティじゃないか、っていうことね?」
サブロウ「焼肉屋で3日間だけバイトしたときに、夢を持つように、って言われたのを思い出した。。。そのときは働くのが夢だって答えたなぁ。。。夢を持って働け、ってことなんだろうけど。夢なんか無かったなぁ。夢ってなんだろう?、、、本を読んで、楽器を演奏して、ブログを書いて。。。そういうのが夢っていうんだろうか?」
アマンダ「夢ってなんでも良いんじゃないの?、、、働くのが苦手なサブロウでも、生きていれば、良いことあるわよ」
サブロウ「生きていれば、、、。生きることに意味なんか無いのかな?」
アマンダ「生きることに意味なんか無いでしょうけど。サブロウの生き方は、サブロウにしか出来ないことだから。他人の生き方を真似する必要はないのよ」
サブロウ「芸術は、モノマネして、モノマネ出来ない部分がオリジナルなのか、と思っていたけど。。。」
アマンダ「iPhoneXRをデジタルオーディオプレイヤーにする計画は失敗したわね」
サブロウ「パソコンまでCDが読み込めたんだけど、パソコンからiPhoneXRに読み込めないんだよなぁ。。。デジタルオーディオプレイヤーを買うべきか、、、と思ったけど、、、CD聴くんだから、CDプレーヤーで良いか、と思った。最初からCDドライブ買わずに、CDプレーヤーにしとけば良かった」
アマンダ「勉強になったわね。何事も経験」
サブロウ「まあでも、可能性というものに挑戦すること自体は間違っていないよね」
アマンダ「たしかに」
サブロウ「成功者っていうのは、失敗してる数も多いんだってさ。それだけ挑戦してるってことだよね」
アマンダ「まあ、サブロウは根っからの挑戦者なんだよ。だから、いろんな楽器を持ってるんだよ。。。60歳でチェロはじめる気なんでしょ?」
サブロウ「そう。60ではじめるのが、なんかカッコいいかな、みたいな」
アマンダ「『ブッダのことば』を読んでて、何を思い浮かべる?」
サブロウ「Eさんが"本よりも現実が大事"って言ってくる妄想なのか実際にあった過去なのかのイメージだね。。。」
アマンダ「役に立たない知識なんて読まないほうがマシだって(言う意見の)人がいる。それは当然のことだよ」
サブロウ「ブッダの言う悪魔かもしれない。人の姿を借りて、人語を語るのかもね。。。結局、悪魔とは、人(僕)の心の弱い部分なんじゃないかな?」
アマンダ「人の心には闇があるからね」
サブロウ「闇かぁ。。。
K(施設)の体験の部屋、完全に使えなくなったなぁ。。。すみません、って謝るけど、もうこの部屋は倉庫として使うよ、って宣言してるようなもんだ。。。
これも闇だねぇ。。。Kも体験は完全に無くしてしまいたいんだろうなぁ。。。Eさんの機械は使えない状況だし。。。」
アマンダ「那智黒石の体験も無くしてしまいたいんだとすると、なぜ体験の連絡が来るのよ?」
サブロウ「さぁ?、、、やる気は無いんだと思うよ。部屋の掃除もしてないし。匠の中に入ると蜘蛛の巣の糸がからまったよ。。。」
アマンダ「それだけ、やる気が無いのに、よく体験のお客様を呼べるわね。。。」
サブロウ「Eさんが、妄想なのか現実にあった過去なのか、"もっと頑張らなアカンね"と言うので、Eさんも今に満足してないんなら、もっと頑張らないとアカンのじゃないですか?、、、って言っといた。(笑)、、、利潤追求型の社会には限界があるんだよね。とも言ったけどね。『年収90万円で東京ハッピーライフ』とか読むと特にそう思う。独身が幸せじゃないって思ってるのは結婚してる人だろうけど、結婚しても幸せな人ってごく一部なんだよ。何かの不満が出てくるもんなんだよねぇ」
アマンダ「まあね。。。」
サブロウ「新しい共産主義国家が理想かなぁ?、、、分からないけど。。。ウクレレとスマホさえあれば音楽は出来るような気もするしなぁ。。。じゃあ、今から、頑張って新しい楽器を買わなくても良いような気がしてきて。。。
PORTATONEが欲しいと思ってた情熱が消えて。。。なんだろうなぁ? 自分のつまらんこだわりのためにたくさんの幸せをスルーしてきたんじゃないか、って思ったりね。楽器はミニマリストになれると思うよ。なろうと思えばね」
アマンダ「最近は、ネットラジオとかCDとか聴いてるもんねぇ。。。前の『サブロウ』にも書いたけど、ネットラジオは創作意欲をそぐよね」
サブロウ「もっとミニマリストなら、スマホ1台で音楽制作を完結してそうだなぁ。。。」
アマンダ「ブッダなら、スマホすら持たないわよ」
サブロウ「経典ぐらいは持ちたいなぁ。。。でも、究極に考えると、、、スマホ、ウクレレ、(曹洞宗の)経典だけで完結できないかなぁ?」
アマンダ「『シッダールタ』『ぼくらの七日間戦争』『海底二万里』『失われた世界』『ブッダのことば』、、、とかは?」
サブロウ「それも良いなぁ。。。」
最後まで、読んでいただきまして、、、
ありがとうございます😊😃😆