俳句モドキ〜犬の鳴き声
徳村慎
犬の鳴き声深夜に聴こえ
婆ちゃんのアサガオ咲いた
*亡くなった母方の祖母から種を貰ったという母。「婆ちゃんが今年もやってきた」と母が言った。
アゲハ蝶飛んで
あずまやで昼を食べる
アゲハ蝶蜜を吸うでもなし
あずまやで寝転ぶ夏の昼
まだ暑いか続くのか
腰が痛くて母に踏んでもらう
痛む腰宿っているのは仏さん
腰よ痛いか満腹でも
山頭火になりたくてもなれない
*『山頭火 俳句のこころ書のひびき』を読んでいる。禅である。そして孤独である。俳句も到達した境地がある。旅をしている。なりたくてもなれない。
ただひたすらに箒になっていた昼終わりもう夜
*箒(ほうき)。箒を使って仕事をした。
腰の痛みを感じながら本を読み終わる
深いなぁやはり『ハウルの動く城』
*『ハウルの動く城』を観ている。
目を使い軽く頭痛の夏の夜
眠いけど寝たくはなくて
最後まで
読んでいただきまして、
ありがとうございます。
ヽ(≧▽≦)ノ