感想:YouTubeのASMR
徳村慎
ASMR。この単語を訳すと「脳が溶けるほど気持ちが良くなる」という意味だそうだ。似たものに「音フェチ」という単語がある。
要するに、気持ち良い音を動画で発表しているよ、というものなのだ。
耳かきの音、ネイルタッピング、ささやき声。音はなんでもアリらしいが、室内での録音になっている。雑音が入りにくい環境を考えると室内になるのだろう。
それに対してフィールドレコーディングは、普通は屋外で録音する。フィールドレコーディングもYouTubeで多く上がっているジャンルだ。
ASMRは、高音質での録音のため、機材は、けっこう良い物を使っているらしい。
そして聴く側もヘッドフォンやイヤホンを使用しないと、何が良いのか、よく分からない動画である。→ヘッドフォンで、はじめて、「おおー」となる。
特に女性のささやき声は耳に気持ち良い。眠いような甘い感覚になって、ふんわりした気分になる。
コメントも「すぐに眠れました」などと書かれていて、うなずける。
歳のせいか(38歳)最近、深夜に目覚めてしまって、この早朝もASMRを聴いていたのだが、なかなかに心地良くて。
ASMRには、睡眠外来(不眠などに悩める人のためのものだろう)ロールプレイング、なんてのもあって、すごく癒される。
元々は音フェチで検索してケーキ作りの音を聴いていたのだが、ロールプレイングにハマる。
あー、僕ってこんなのを求めていたのね、と、自分が音フェチだったことに、恥ずかしいやら嬉しいやら、なのだ。
恥ずかしいのは、そんなのモテない男の趣味みたいじゃん、というマニアックさ。
嬉しいのは、これを理解出来るまでに僕は進化してる!……ということ。
ASMRっぽいものや、音フェチっぽいもの。うーん。自分でもちょっと作ってみたいぞ。……発表はしないけど。(笑)