感想
海野十三『宇宙女囚第一号』
ネットの青空文庫のもの。
面白い。立体を送受信する装置。映画の『ザ・フライ』というハエ男の話とか、『スターゲイト』という惑星間転送装置を思い出した。
人間が限界まで頑張ればどうなるのか?
それがSFであるような気がする。まあ、違うものもあるかもしれないが。
科学を信じて自己犠牲で立体送受信装置で火星に行く婚約者。悲しくも滑稽な話だ。僕ならショックから何年かは立ち直れないかもしれない。
地球にやって来た宇宙女囚と同じく、婚約者は火星の宇宙女囚になっているのだろうか?
短い話の中に面白さが詰まっている。
徳村慎
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