詩『彼女と君』 | まことアート・夢日記

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まことアート・夢日記、こと徳村慎/とくまこのブログ日記。
夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。

詩『彼女と君』


美味しくいただきました。なんて
キスのあとで言ったから
彼女が顔を赤らめて
怒って涙目だったから
可愛くてギュッと抱き寄せて
ふわふわの服にうずもれた

眼が覚めると夜だったから
君がヒューマノイドだと
気づいて悲しくなったから
乳房に顔を押しつけて
声を殺して泣いていた

ラジオでだみ声の女性が歌う
真実は私と知ってたの
雨さえ家をつつむなら
誰からも見えなくなるでしょう
彼女から遠ざけてくれるでしょう
僕は眠りのなかで死ぬ
光のとける気持ち良さ

夢で彼女を愛しても
君は嫉妬さえしない
夢で彼女と会うたびに
僕は孤独で君と寝る







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