詩『わからないと言う君』
君をもう見ないのに
君のことが浮かんで
君を僕が傷つけて
君を失ったのにね
空は晴れているのに
空に涙をさがして
空を僕が傷つけて
空を失ったのにね
もどれぬ夜をわすれたい
もどれぬ夜が浮かんで
もどれぬ夜にもどって
もどれぬ夜のままなら
声は高く美しく
声をクロノスに響かせて
声を君にささげても
声は届かないだろう
友のままならせめて
友になってくれるかい?
友が君をみとどけて
友のまま終わるのか?
わからないと言う君
わからないはずもなく
わからないじゃ不安で
わからないのと訊いた
僕の手をにぎって
僕の髪をなでてた
僕の唇をうばって
僕の心をぬすんだ
大好きのままじゃさびしい
大好きでいたくはない
大好きなままだけど
大好きなんて言えないよ
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