那智黒石の採石をしました。→徳村屋の持つ山へと採りに行きました。
石が、これだけ大きくても、使える所は、わずかかも知れません。
那智黒石は、海底の泥が固まって堆積岩となり、さらに噴出溶岩とぶつかって熱と圧力を受けて出来た変成岩です。
元々が堆積岩ですから、石の目と呼ばれる、割れる方向性があります。石の目に沿って風化が進み、内部で割れ目(クラック)となっていることが多いのです。
石はグラインダーや丸砥、リューターなどの工具で加工します。しかし、工具で加工すると熱が加わりますから、そこで割れ目が完全に割れてしまいます。特に旋盤という機械は、石を挟み込んで石を回転させて刃を当てるので、かなりの力と熱が加わります。良い石でないと割れてしまうのです。鉄は熱いうちに打て。石は硬いうちに削れ! なんてな。(笑)
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