『脱獄の果て、森の奥』22獣人の解放区の意見は分かれた。戦うか、逃げるか。いつかの獣人の青年は戦うべきだと主張した。そしてヌーパは逃げるべきだと言っていた。2つの意見は合わさることなく、解放区は、そのまま2つの行動に、移った。オレはヌーパと別れ、前線に行くことにした。どうせ死ぬならヌーパに生き伸びてもらう手伝いをしたかったんだ。青年の名はベクトルと言った。ベクトルはヌーパを抱きしめてキスをした。ああ、こいつもヌーパのことが好きなんだと思った。オレたちは仲間なんだ。種族を超えた仲間だ。iPhoneから送信