オレはアジトの家に行った。アジトの部屋でゲームをした。このゲームでさえ、オレは手に入らない物だ。アジトの妹がやって来た。アジトの2つ年下の中学1年。アジトには似ていなくて可愛いかった。
「お兄ちゃん、また来てるのォ?」
頭さえ良けりゃ美人でモテるんたろうに。知的障害が少しあって中学を普通学級で受けられるだけでもマシかも知れない。
「また喧嘩だとよ」
アジトはリサイクルショップで買ったという時代遅れのゲームのコントローラーを放り出して畳に寝っ転がる。オレも横になった。アジトの妹のパイも。
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