『なりぃとナト』10

「やはり神経症か…ひょっとしたら精神病かもしれませんな。1週間も入院したら出られますよ」
私は力が入らないまま立ち上がり、車に乗せられた。着いた先は病院だった。プラスチックの容器にプラスチックのスプーンで食事を摂った。虚ろな表情のまま、なりぃの入院生活は1ヶ月も続いたのだった。

iPhoneから送信