『お茶と雨』3宇宙船の船員たちが何を話しているのか分かっている。お茶っ葉は巨大な惑星なのだ。死にかけた惑星。時折人間という巨大な怪物がお茶を飲む。これがブラックホールである。数々の宇宙船が吸い込まれていった。この宇宙は縮小し続けている。お茶の入ったコップは減り続けるからだ。やがて宇宙船も惑星も何もかもがブラックホールに飲み込まれて消えてしまう。iPhoneから送信