『ゲミアスの義手』30「きゃあ!あなた助けて!」「どうした?」叫び声の聞こえた部屋の奥へと向かう。メイドロボットが師匠の奥さんをはがいじめしている。「このロボットも時間差で支配されたか!わしの開発したウィルスバスターを乗り越えてきおったな!」「キャシー。パンチだ」「えいっ!」ドゴオッ!メイドロボットのボディが凹んで煙が上がる。ロボットの手がゆるんだ隙に奥さんは師匠の所に駆け寄る。「キャシーちゃん、やったなァ」「ああ…。わしのロボットがァ…!」