「その子がキャシーちゃんか。確か12歳だったな」
「なんで知ってるんです?」
「ロボット業界じゃロリコンのワースト2位だってウワサだからな」
「1位は?」
「わしだ」
「ああ…。30歳年下の奥さんですもんね」
「このおじいちゃん部屋のセンスがポップで若いんだね」
「そうだろキャシー。黄緑のソファーにピンクの壁紙。ブルーのカーテンにゴールドの彫像。いつ来ても目が痛くなる。師匠、よく暮らせますね」
「まだまだ若いモンには負けんわ。こう見えても、昔はシノラーが好きだったからな」
「えっなんですか?」
「何ソレ?」