『ゲミアスの義手』7エドはキャシーの小さくて薄い身体を抱きしめた。「博士?私のこと好き?」「もちろんだよ。君はとっても可愛い」「じゃあ、じゃあね。一緒に音楽もしてくれる?」「キャシーはバンドを組みたいのかい?」「エド博士とじゃなきゃバンドなんか組まないもん」「へえ。そうなの?」「そうよ。フフ」「僕はね。大学の時、サークルでドラムをやってたんだよ。バックコーラスしながら叩いてた」「やったァ。楽器やれるんだ」