『ネコロビ』202オババが仏壇に、ご飯を供えて語りかけます。「なァ。ネコロビよ。お前は立派に力をつけとったんやなァ。なァ。ネコロビよ。なァ。お前の力じゃ、どうにもならんなんて言って悪かったなァ。さぁさ。たんと休みなさいな。それとも、ウケレの森で今頃、遊んどるんかな?」じいちゃんは畑で汗を流しています。そして休みながら言いました。「ようやったのし。ようやったのし」了