『ネコロビ』194雨がやむと血の色のような気味の悪い夕焼け空が見えました。オババは額に汗をかきかき念仏を唱えてみぃなちゃんの魂をつなぎとめようとしています。「ウーン」みぃなちゃんも脈が戻ってきました。「良かった。オババの力は、やっぱスゴイわ」「アホぬかせ。ネコロビ。これからつなぎ続けるのが大仕事じゃわい。じじいは肝心な時に寝とるしな。お前もお経を唱えるんじゃ」皆で般若心経を唱えます。