『ネコロビ』192嵐の中、滝のような雨に打たれながら進む少年ネコロビ、雪男のゴン、妖精の美咲。「村や。あ!…あんな所に!」ネコロビがみぃなちゃんを見つけて走っていく。「なあ、みぃなちゃん、ねぇねぇ起きてよ」「どうな、ネコロビ?みぃなちゃんは無事か?」「…息してない。心臓も止まっとるみたい…脈がないもん」「あきらめちゃダメよ。ネコロビちゃんもゴンちゃんも。どこかの家へ運びましょう」