『ネコロビ』159「あいつらは東に行ったらしいで」とぶら下がりが頭の上の腕の手を開いたり閉じたりして説明する。「東といったら村の方角じゃないの」「よし、じゃあ、行くかァ」「ここでベッサメ8号は、お別れグエ」「今まで、ありがとうな。ずっと忘れへんで」ぶら下がりが言います。「道案内するからついて来て」ぶら下がりはぴょんと跳ねると枝にぶら下がります。枝から枝へと飛び移って案内しはじめました。