「そんなん勝手やわ」
「違う。お前はギターとみぃなちゃんやったら、ギターを選ぶんや。恋人より芸術を選ぶタイプや」
「じゃあ、ゴン兄ちゃんはどうなんよ?」
「俺はヨーデルを捨てて、みぃなちゃんを選んだ」
「ええ?捨ててないやろ?」
生首が出て来た。確かカバパンダという名前だ。
「ボクは芸術捨てる前にフラれた」
「お前の話ら聞いてないんじゃ!」
「確かに聞いてないズラ」
「お前たちはボクの頭の中の電気信号に過ぎんのやでェ」
「だから色即是空とか言いたいんか?お前こそネコロビの夢の中でしか実体化しないズラ」