『ネコロビ』130「アンタ、ネコロビやろ?」なれなれしく声をかけてくる少女がいた。ネコロビはギターを弾きながら短く返事をした。「うん」「私は桜。アンタが休みの時にギター弾くんでヨロシクぅー」「ホラホラ。同じ音ばかりになってるよ。手ェ止めちゃイヤン。ネコロビちゃあん」と妖精の美咲。シタールのように弾き続けたネコロビが桜と交代した。桜のギターはロックだ。それを聞きながら眠りについた。