『ネコロビ』119少年ネコロビは縄でつながれて、ケンタウロスたちのそばを歩いています。河馬鳥は途中で逃げました。ケンタウロスたちは時々、ネコロビをこずいています。「おい少年。お前の仲間は、どごに居るんだ?」「確か、ここの茂みで…居ない」「じゃ本当の場所は、どごだ?」「ここしか知らんし」「嘘だ」「んだんだ」ネコロビは完全に一人になってしまいました。