『ネコロビ』114夢の中でネコロビの体が雪男に変わっていきます。「オレは人間のままが、いいんだ!熊野の神様仏様!オレは人間のままがいい!」「そんなん、あくかして」ケラケラケラ、黒い大きな女の人が笑っています。確か、この人は誰かの嫁さんだったんだ。ケラケラケラ…。笑いながら近づくと体が縮んで、みぃなちゃんになりました。「私、雪男なんかとは村に帰れない。人間とじゃないと喋れないもの」