『ネコロビ』102「ウオオオ。わしの姫はどこじゃああ?」声が聞こえてきました。苦しげに叫んでいます。「あれは…ぶら下がりじゃないのか?」とノレン。見ると腕のような馬の頭のような1つ目の妖怪が木から木へと飛び移っています。「おーい。ぶら下がり。みぃなちゃんは、どうしたんや?」と雪男のゴンが聞きます。「逃げてしもうた。オレのことが嫌いや言うて、逃げてしもうたでよォォ」