『ネコロビ』101舟は川を進みます。少年ネコロビ、雪男のゴン、半妖で音楽家のノレン、妖精の美咲、河馬鳥の親とヒナが乗っています。キーキーキー。ハヌマーンラングールという猿が騒いでいます。その騒ぎが西から南へと森を渡っていきます。「何か来るぞ。音がする」「音?」「叫び声かな?高音がうぶ毛を揺するでな」ノレンはネコロビには聞こえない音が聞こえているようです。