『ネコロビ』24少年ネコロビと雪男のゴンは、またまた歩いていきます。山の精霊たちが大きな体を揺らして笑っています。「なあ、ゴン兄ちゃん。あれが山の精霊か?」「おお。そうやぞ。あの中の1人がノレンの嫁さんや」「皆でかい体やね」丸々と太った体で、何かを喋っては笑う姿が楽しそうで、こっちまで楽しくなってしまいそうだ。「あんれ?その子は人間の子だな?天狗に取って食われるぞォ」ケラケラと皆で笑っています。