『テクノ×ギター女子』37 | まことアート・夢日記

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まことアート・夢日記、こと徳村慎/とくまこのブログ日記。
夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。

2学期がはじまった。 放課後の音楽室で声を掛け合う仲間。


「ねぇ、ねぇ、泉ちゃん、めっちゃ美白ぅー」と桜が驚く。


「どうせ私はインドア派やし」と泉。


「ホメとるんやでー」と桜。


「そうやで、今のはホメとるよねー」とアサミ。


大西先生が入ってくる。「おー。みんな集まっとるかー?」


「夏は、おもいっきりハジけたよね、軽音楽同好会」と奈々。


「うん。初ライブやったけど上手くいったんちゃう?」と杏。


「大セッション合戦でしたね」と翔。


「これからは文化祭に向けて考えてかなアカンな」と大西先生。


「いよいよラスト・ステージか…」とベースの亜衣。

「先輩たちはラストやろうけど俺らは違いますよ」と翔。


「アンタらはオマケやし」と桜。


「え゛ー?」と翔と陸。


「文化祭の全員合奏で、何(なん)かアイディアある人居(お)らんかー?」と大西先生。


「アイアン・メイデン」とアサミ。


「それアサミの趣味やろ!」と桜。


「クラフト・ワーク」と泉。


「シンセ機材が無いやろ!」と桜。


「ビートルズ」と奈々。


「ひねりが無い」とアサミ。


「じゃあ何が、ええんよ」と桜。


「アイアン・メイデン」とアサミ。


「まだ押すか?」と桜。


「マイケル・ジャクソン」と亜衣。


「それベースラインが格好ええけどさー」とアサミ。「誰が歌うん?」


「確かに」と杏とサックスの新。


「うーん。決まらんなー」と大西先生がため息を吐いた。