Genzmer,Harald - Genzmer: The Complete Viola So.../アーティスト不明

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 ヒンデミットのエピゴーネンといわれるハラルト・ゲンツマー(1909-2007)。この人はクラリネット奏者でヴィオラの作品が結構あるのは、ヒンデミットのようにヴィオラ奏者だったからではなく、多作家だったからである、たぶん。

 ヴィオラ・ソナタ全集とあるが、ヴィオラ・ソナタ第1番(1940)と第2番、フルートとヴィオラのデュエッティーノ(1983)、ヴィオラ・ソナティネ(1971)、ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲(1995)、無伴奏ヴィオラ・ソナタ(1957)が収められている。
 ヒンデミット風ではあるが、《画家マティス》の頃のヒンデミット風であって、わりとロマンティックである。作曲年代には大きなひらきがあるが、あまり作風が違わないのはすごいというかなんというか。

  ベアチリーチェ・ムテレのヴィオラほか。