最近はべランダやバルコニーを設置しない新築が増えているようですが、わが家はべランダを設置しました。(厳密にはインナーバルコニーと称されるものなのかも知れませんが、以下 「べランダ」と記します。)
私の実家でも、そして旧居のアパートでも、ベランダへの出入口は掃出し窓でして、べランダの床は室内より数センチ低いだけ、つまりほぼ同じ高さでした。
なので新築でも当然そうなると思っていたのですが、間取り設計時に聞いた話だと、今はべランダに降った雨水があふれて室内に浸入しないように、ある程度の高さの「またぎ」が必要なのだとか。
確かに旧居のアパートでは、強力な台風が襲来した時に、排水が詰まったのか室内に浸入するギリギリまで雨水が溜まったことがありました。それを考えると納得ではあったのですが…。
実際に、新築したわが家のべランダ出入り口には、「またぎ」があります。またぎの高さは、室内側は約28cm、べランダ側は約20cmです。必要性は納得したものの、実際に住むとなかなかの高さで、べランダへの出入りが大変です。
(よりによってカーテンの長さが違う写真…w)
なので、この 「またぎ」の解消方法を考えました。
その方法は―
べランダにウッドデッキを置いて嵩上げすること。
これにより室内側の段差は残るものの、またぎではなくただの「段差」となります。
ただ、問題がありまして。
それは、既製品だとちょうど良い高さ・大きさのウッドデッキが無いということ。
実はわが家のべランダ、イレギュラーなサイズになっていまして、奥行1200mmなのです。
奥行1200mmといっても図面上の話なので、壁厚を除くと奥行は実質1m弱になります。
それだけなら良いのですが、さらに窓枠の出っ張りもあるので、それも考慮すると、置けるウッドデッキのサイズは最大89cmとなります。でも既製品だとサイズは大抵60cmとか90cmなのです。
DIYが得意な人なら自分で加工したりとかできるでしょうが、オーダーメイドでそのサイズを作ると高くなるし。
そんな中で見つけた、最も条件に近いウッドデッキ。検討を重ねて行きついた結論が―
ウッドデッキの高さを窓枠の下の高さに抑えることで、奥行90cmのものを設置する。
既製品の高さはほとんどが40cm程度、低くても28cmで高さが合いませんが、窓枠の下に収まるようウッドデッキの足を切る。
―ということに決定しました。
購入したのは、igardenの人工木ウッドデッキ。
Amazonだと高さ調整できませんがYahoo では別料金ながら足の高さ調整が可能でしたので、そちらでオーダー。
実際に到着してみたら、組立も簡単。むしろ組立後、ウッドデッキの端を窓枠の下に差し込む方が大変だったくらいでした。
ちなみに設置前はこちら。
ということで、「またぎ」だったものが 「単なる段差」になり、格段にべランダが使いやすくなりました。室内側の床とも連続性が感じられるようになっています♪