転院 | 中途半端で宙ぶらりんな存在

中途半端で宙ぶらりんな存在

短腸症候群でヒルシュスプリング病でもあるのだけど、身体障害者手帳を取れるほどではなくて、でも、生活にいろいろ支障がある四十路男の記録です。

「最初の発症」からの続き)

痛み止めを打ってもらって一旦は帰宅しましたが、その後、腹痛がまた強くなったため、夕方再びT病院に行きました。

今度は診察した医師もおかしいと思ったのか、腹部レントゲン撮影をして「腸けいれん」という診断に変わりました。そして、改めて痛み止めの注射をしたあと、絶食と一晩入院して様子を見ることになりました。

ですが、私は病室に移されてからも腹痛が治まらなくて、何度も痛み止めの注射をしてくれるように求めて家族を困らせたり、対応した看護師に何時間か間を置かないとダメなのだと拒否されたりしました。また、このときの思い出として、入院した病室は大部屋で他に患者がいなくてひどく寂しい感じがしたことや、建て替え前の古く長い渡り廊下をレントゲン室まで車いすで運ばれたこと、絶食中に回ってきた配膳係の女性職員に「食べられなくてかわいそうね」と言われた夕食が刺身だったらしいこと、を覚えています。

医師もいろいろ頭を悩ませていたのだと思いますが、私はとにかく腹痛が治まらなくて訴え続けるし、家族は突然の入院で振り回されるしで全員大変だったと思います。

結局、私は腹痛で一晩中眠れないまま朝を迎えました。このころには医師も「腸閉塞」らしいが、手術が必要となると自分たちの手には負えないと判断していて、市立病院に転院することになっていました。転院には救急車(病院車?)が使われて、私はその車内でストレッチャーに寝かされたまま、ずいぶん揺れて長いことかかるな、と思っていました。

こうして、市立病院に到着して初めて「腸閉塞」の患者として検査や治療を受けることになったのですが、私が腹痛を感じてからすでに丸1日以上経っていました。

(続く)