【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(17日)
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄
●本日の予定
●本日の決算発表予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:主要3指数は揃って続落。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が難航し、原油先物価格が上昇する中、NYダウは下落して取引を開始した。原油高によるインフレ懸念から、消費関連株やディフェンシブ株が売られた。一方、ナスダックは横ばい圏でもみ合いが続いた。「アンソロピックの2026年第2 四半期の売上高が前年同期比で少なくとも14倍増」と報じられ、マーベル・テクノロジー(+5.5%)などAI半導体関連株が買われた。もっとも午後に入ると、中東情勢を巡る不透明感が重しとなり、主要3指数は揃ってマイナス圏で推移。「オーストラリアでの初となる社債発行で約50億豪ドルの調達を目指す」と伝わったアルファベット(-0.5%)などコミュニケーションサービスセクターが売りに押された。引けにかけては、長期金利上昇が嫌気される中、米国株は軟調推移が続き、最終的に続落して取引を終えた。個別では、トマホーク巡航ミサイル増産で米海軍から230億ドル規模の契約を受注したRTX( 0.6%)が下落した。
経済指標動向
■8月NY連銀製造業景況指数、市場予想を上回る
NY連銀が発表した8月の同地区製造業景況指数は+20.6ポイントとなり、市場予想(+10.0ポイント)を上回った。
■8月NAHB住宅市場指数、市場予想を上回る
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した8月の住宅市場指数は35ポイントと、市場予想(33ポイント)を上回った。
<日本株ADR>
全体的に動きは静か
◇上昇銘柄◇
7532(PPIH) 10年で6000億円を株主還元、総還元性向は40%に(従来:20%)
3350(メタプラ) BTC価格が深夜時間に1000ドルほど上昇し64000ドル台に
◇下落銘柄◇
1878(大東建託) 米・コーストライン(ロスアンゼルス都市圏での賃貸管理企業)を買収、取得額は約60億円の模様
9984(ソフトバンク) スイスロボット企業グラビスに2億ドル出資。来年3月には400億ドルのブリッジローン借り換えもある。
<本日の新聞見出し>
▼日本証券新聞▼
・光トランシーバー関連に注目 AIデータセンターの高速化で需要急増 InPウエハー関連でJX金属、ラサ工など
・LiNKX、ストップ高 AX案件本格化で成長加速
・今秋~冬の「スーパーエルニーニョ」 観測史上最強クラスとなる確率、69%に上昇
・なぜか!?毎年「15日」で反転する8月相場 TOPIX 連騰ストップのその先は…
▼NIKKEI Prime▼
・7月の車名別販売、日産エルグランド12倍 キックスは3倍
・世界半導体売上高、26年6月 主要3地域で前年同月の2倍超
・服飾デザイナーはAI ワールド、センスの再現をめざす
▼日刊工業新聞▼
・Jパワー、DC事業参入 北海道でコンテナ型建設
・日立エナジー、中国で477億円投資 変圧器の生産増強
・双日、ウズベク新国際空港開発参画 総事業費3700億円超
▼化学工業日報▼
・タキロンシーアイ 塩ビプレート能力1.5倍へ 半導体製造装置向け 連続プレスなど拡張
・日本化学工業 MLCC原料生産拡大 チタン酸バリウム 福島拠点に投資
・三井化学 コーティング材増強 米国 PUD生産開始へ 欧州 包装需要増へ布石
<本日の相場>
本日の日本株相場は方向感に乏しい展開を見込む。昨晩の米国株市場は、主要3指数が揃っての下落となった。トランプ大統領がイランとの覚書の延長に否定的な見方を示すなど、中東情勢の不透明感から原油価格が上昇し、株式は売りが優勢となった。CMEの日経平均先物は69,085円で返ってきており、本日の日本株は朝方から若干安く始まりそうだ。もっとも、先週末までに出そろった4-6月期の決算は総じて堅調で、日本株の先高期待は根強い。AI・半導体関連の銘柄を中心に投資家の物色意欲は旺盛で、下値も限定的であろう。
〇半導体製造装置関連の銘柄に注目
AIエージェントやフィジカルAIの社会実装が進み、半導体不足が課題となる中で、半導体メーカー各社は設備投資を積極化している。半導体産業の国際団体であるSEMIの調査によると、世界の半導体製造装置の市場規模は2026年に前年比23%増、2027年に同21%増、2028年に同14%増と予測されており、半導体製造装置市場は中期的に拡大が続くとみられる。こうした中、4-6月期の決算では、半導体製造装置メーカー各社が相次いで好調な決算を発表しており、個別企業では、アドバンテ(6857)やスクリン(7735)、東エレク(8035)などに注目できよう。スクリンは、1Q業績が市場予想を下回ったことで、決算発表後に株価が大きく下落したが、売上の計上タイミングの問題であり、懸念は不要とみている。
〇名目GDPの拡大が指し示す日本株の長期トレンド
内閣府が昨日発表した4-6月期の名目GDPは688兆円(年率換算値、1次速報)となり、過去最高を更新した。個人消費や民間住宅、設備投資などは実質では前期比でマイナスとなったが、足元の物価上昇が押し上げ、名目ではプラスとなった。日本企業はバブルの崩壊以降、海外展開を強化しており、国内名目GDPと日経平均株価が完全に連動する訳ではないが、長期的には高い相関関係を有している。株価の裏付けとなる企業収益は名目値となることから、インフレで企業が積極的に値上げを実施する局面では企業収益と、企業収益を裏付けとする株価は膨らんでいく。こうした中、高市政権は、官民による370兆円規模の投資で、2040年度に名目GDPを1,100兆円近くまで拡大させる構想を描いており、日本株の長期的な上昇が期待されよう。
<材料銘柄>
- ソフトバンクG (9984): スイスロボット企業グラビスに2億ドル出資
- 第一三共 (4568): がん治療薬「エンハーツ」、第3相治験の主要評価項目で改善
- アステラス (4503):「ウエート上げ」に新規格付け、目標株価は3000円-CLSA
- パンパシI (7532): 10年で6000億円を株主還元、総還元性向は4割に-日経
- ホンダ (7267):「アウトパフォーム」に格上げ-岩井コスモ証券
- 郵船 (9101):「買い」に格上げ、目標株価は7700円-SBI証券
- 東宝 (9602):「映画ちいかわ」、興行収入92.8億円を超える-公開24日間で
- 不動産保有方針の見直しに伴う物件売却を決定
- 電通総研 (4812): オアシスマネジメントが株を5%保有-大量報告
- インフォM (2492): オアシスマネジメントの株持ち分が10.9%に上昇
- イワキ (6237): ダルトン・インベストメンツ・インクの株持ち分が5%に低下
- 多木化 (4025): アセット・バリューの株持ち分が6.1%に上昇-変更報告
