【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(8日)
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄
●本日の予定
●本日の決算発表予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:主要3指数はまちまち。イランが対イスラエル軍事作戦の終了を宣言したと伝わり、原油先物価格の上昇が一服する中、米国株は上昇して取引を開始した。アルファベット(-1.4%)傘下のグーグルが「AI半導体『TPU』を2028年に300万個超生産するよう発注」と報じられたインテル(+11.2%)など半導体株の買い戻しが目立った。また、S&P500指数への採用発表を受けて、マーベル・テクノロジー(+9.6%)が急伸し、ナスダック中心に堅調推移が続いた。もっとも午後に入ると、利上げ観測やインフレ懸念が重しとなる中、NYダウは売りに押 され、横ばい圏でもみ合いに。公益事業セクターなどが下落。アップル(-1.9%)はWWDC(年次開発者会議)で次世代「アップル・インテリジェンス」を発表したものの、市場の反応は冷静で株価は下落に転じた。引けにかけて、ナスダックは伸び悩む動きとなったが、4日ぶりに反発して取引を終えた。NYダウは続落。個別では、米糖尿病学会で肥満症治療薬に関 する発表が好感されたイーライリリー(+1.6%)が上昇した。
経済指標動向
■5月NY連銀1年先インフレ期待、3.46%に低下
NY連銀が公表した5月の月次調査によると、米消費者の1年先のインフレ期待(中央値)が3.46%となり、市場予想(3.72%)を下回った。
<日本株ADR>
全体的に堅調。ハイテク中心に戻す
◇上昇銘柄◇
5803(フジクラ) SBI証が「中立」に格下げ、目標株価は5230円(前回:5257円)
6963(ローム) ゴールドマンサックスが「買い」に格上げ、目標株価は6500円(前回:3300円)
◇下落銘柄◇
3774(IIJ) 岡三証が目標株価を3750円に上げ(前回:3200円)
2267(ヤクルト) みずほ証が「売り」に格下げ、目標株価は2100円(前回:2600円)
<本日の新聞見出し>
▼日本証券新聞▼
・A&Dホロン 悪材料、売られるほどに悪くなし アクティビストの積極買いが判明
・キオクシア 急落なれど底堅し “四半世紀前の連想”も杞憂に
・「全固体電池」30年ごろ本格実用化 政府が新たな産業戦略を決定 FDKは人気化
▼NIKKEI Prime▼
・AIで著作権侵害、サービス提供者の責任は ソニー・ミュージック敗訴の米裁判を読む
・Jパワー社長「GX-ETS、運用変更を」 石炭火力の延命訴え
・Appleがメタレンズ、特許分析で次を読む スマホ・AR進化
▼日刊工業新聞▼
・ポルトガル来月停止 三菱ふそう、欧でEV化
・パナHD DC向け蓄電池など増産 AIインフラ関連計画
・三菱製鋼、防衛品を増強 長崎に新棟 28年度稼働
▼化学工業日報▼
・三井化学 石化分社 自走へ株式上場 生産最適化・グリーン化も
・三菱ガス化学 次中計で投資枠制度刷新 製品別にROIC評価 規律・判断速度を重視
・カ性ソーダ、アジア強含み 来月にかけ400㌦以上か 定修、稼働低下で
<本日の相場>
本日の日本株相場は大幅高を見込む。昨晩の米国株市場は、主要3指数がまちまちの値動きとなった。堅調な景気が企業業績を支えるとの期待やAIを巡る楽観論から、先週末に10%超下落していたSOX指数が5.6%高となり、相場を押し上げた。また、イランとイスラエルが双方への攻撃を抑制することで合意したことも、投資家心理の改善に寄与した。CMEの日経平均先物は65,570円で返ってきている。日経平均株価は前日までの3営業日で4,300円以上下落していたことから、自律反発狙いの買いが優勢となろう。昨日の米国市場ではSOX指数が大幅高となっており、本日の日本市場でも指数寄与度の大きい一部のAI・半導体関連の銘柄が相場を押し上げそうだ。もっとも、今週から来週にかけては国内外で重要な経済指標の発表やイベントが相次ぐ。米国では消費者物価指数や生産者物価指数、小売売上高などが発表されるほか、日・欧・米・英で金融政策決定会合が開催されることから、当面は経済指標や各国の金融政策、金利の動向などを睨みながらの神経質な推移が継続しよう。
〇12月期決算の高配当利回り銘柄に注目
12月期決算で中間配当を実施予定の高配当利回り銘柄に注目したい。金利が上昇していることから、高配当利回り銘柄の相対的な魅力はやや低下しているが、インフレで資産防衛の重要性が増す中で、個人投資家を中心に高配当利回り銘柄に対する関心は高まっているとみる。また、不安定な相場展開が続く中では、高配当利回りが株価の下支えになることが期待されるほか、6月末にかけては配当の再投資の資金も流入しよう。例年、6月末にかけて、3月期決算企業の期末配当金の支払いが実施され、今年は12兆円以上の配当金の支払いが予定されている。受け取った配当金の全てが再投資に回るわけではないが、その一部は12月期決算企業の中間配当取りにも活用されそうだ。高配当利回り銘柄は配当の権利落ち後は一時的に株価が調整する可能性もあるが、長期的にみると相場全体を大きく上回るパフォーマンスとなっている。高配当利回り銘柄は「資産株」として長期的な観点からも注目できよう。個別銘柄では、キリンHD(2503)やJ T(2914)、ヒューリック(3003)などに注目したい。
<材料銘柄>
- ホンダ (7267): 中国で4割減産へ、26年度は35万台前後-日経ビジネス
- トヨタ (7203): RAV4ハイブリッド、米国で中古車争奪戦-走行7万kmで500万円超
- みずほFG (8411): 米助言のISSとグラスルイス、一部取締役選任案に反対推奨
- アストロS (186A): ヒューリックが株9%保有-大量報告
- 日東電工 (6988): 「中立」に格下げ、目標株価は3000円-ゴールドマン・サックス
- ローム (6963): 「買い」に格上げ、目標株価は6500円-ゴールドマン・サックス
- 航空電子 (6807): 「売り」に格下げ、目標株価は2000円-ゴールドマン・サックス
- ヤクルト (2267): 「アンダーパフォーム」に格下げ-みずほ証券
- フジクラ (5803): 「中立」に格下げ、目標株価は5230円-SBI証券
- 三菱重工 (7011): 「アウトパフォーム」に格上げ-水戸証券
- アイシン (7259):「アウトパフォーム」に格上げ-大和証券
- 西武HD (9024):「中立」に格上げ-東海東京
- 小田急 (9007):「アウトパフォーム」に格上げ-東海東京
- 京王 (9008):「中立」に格下げ-東海東京
- 九州電力 (9508): 顧客情報を保存した記憶媒体が所在不明-最大1090万口分
- ノリタケ (5331): ストラテジックCの株持ち分が6.5%に低下-変更報告
- 住友大阪 (5232): シルチェスターの株持ち分が18.3%に低下-変更報告
- オリコ (8585): ストラテジックCの株持ち分が12.8%に上昇-変更報告
- ネオケム (4189): ストラテジックCの株持ち分が17.1%に上昇-変更報告
